編集部 2017.09.05 お金の知識を手に入れる上で、ウェブメディアとどう付き合うべきなのか?

貯蓄したい。お金を増やしたい。けど失敗したくない。じゃあ何をすれば良いのだろう?そもそもお金の知識、金融知識を学ぶにはどうすれば良いのだろうか。いざという時に備えておくべきは「お金」だけで良いのだろうか。むしろ「知識」こそ必要なのではないだろうか。そんなことを思う1年だったような気がします。

本日9月5日をもって、マネチエは一周年を迎えることができました!バンザイ!ありがとうございます!!さて、ということで今回は、1年間マネチエを運用してきて思ったことを、編集長(35歳・独身貴族)的視点で少しだけ書いてみようか思います。もしお時間あらば、少々駄文にお付き合いいただければ幸いです。お時間無ければ読まなくて大丈夫です!本当に駄文なので!!全然「おかねの話」じゃないので!!

実感その1:知識は力なり

さて、少し真面目な言葉から。「知識は力なり」と言ったのは17世紀のフランシス・ベーコンだとか。名言は時を超えても朽ちず、それは現代の情報社会においても含蓄のある言葉として残っていますなあ、と思うわけであります。

なぜこんな言葉を持ち出すかというと、マネチエを運営していてあらためて「知っている」ということが大事だと思ったのです。それは例えば、"高額療養費制度"や"iDeCo"、"団体信用生命保険"、"返戻率"、"医療費控除"といった普段の生活では聞き慣れない言葉であったり。はたまた、銀行の"自動定期入金サービス"や"積立NISA"、"各種公的制度"などの、「知らないと使えない」サービスであったり。

例えば《年金がもらえるのは老後だけじゃないって本当?》という記事などは、多くの人に読んでいただき、マネチエの過去記事の中でも屈指のコンテンツになってくれたのですが、これもまた「知らないと使えない」制度の1つだったりするのではないでしょうか。

実際には使わない制度であっても、「知っている」というだけで、自分のライフプランを考える一助となってくれるということ。また、派生して「保険に加入する」や「家を買うからローンを組む」といったライフイベントが発生した際に、事前に理解している情報があれば、変な情報に惑わされずに自分に適したサービスを選べる、ということだったりすると思うのです。

「保険、若いうちに入んないとなー」なんて医療保険と生命保険を一緒くたに「なんとなく保険」というくらいにしか思ってなかったのですが、一歩進んで「あれ?そもそも医療保険とか個別に入らなくて良くない?」みたいなことになり、「あ、なるほど!治療費自体は高額療養費制度と健保の補償で月額の負担上限額は2万円で済むから、本当に自分に必要なのって終身貯蓄型の保険に生保の特約付ければたいしてお金かかんないじゃん!!」とか。

そんなわけで、世の中は一見複雑だけど、ある程度の「知識」を持って解きほぐしてみると案外シンプルだったりするものなのではないかと思うのです。

「知識は力なり」というのは、おかねの話においても、とても重要なことだと。

実感その2:信頼できる情報筋を持つ重要性

「知識は力なり」と上述しましたが、ではその「知識」はどのように得れば良いのか、ということも1つ強く考えさせられる1年間だったように感じています。

日々、新聞や経済誌を読んで知識を得よ!というのが一番良いのかもしれませんが、とは言え忙しいビジネスマンにはなかなか難しいもの。それどころか、そもそも新聞や雑誌に目を通そうとしている時点で、実は私(マネチエ編集長)のような「お金は欲しいけど、難しいことは考えたくない。けど将来不安だし、考えなきゃなー。でもメンドクサイなー・・・」という人間より一歩も二歩も先に進んでいる、という事実だと思うのです。

その一方で、情報の信憑性、という点で2016年の某医療系ウェブサイトの問題や、アメリカ大統領選挙に関わるフェイクニュースも社会問題となり、そもそも「情報の信頼性」というものが問われる時代にもなっています。

知識を得るためには、つまり「日常的な情報接触のハードルを超える」ことと、「情報そのものの信頼性を見抜く」という2つの課題をクリアしなければいけない、ということです。
前者については正直、個々人の性格や気概の話ですが、後者については「情報を得るための情報を得る」というループが生じる無駄っぷり!そういった背景がある故か、News PicksやNews Suiteといったおすすめニュース提供アプリのニーズは高まるのだろうな、とも思うわけですが。

ということもあって、情報受容側としての確かな情報筋を確保しておくことと共に、メディア運営側としての「信用できる企業が信頼のある情報を提供する」ということの重要性を感じるのでありました。
(なお、マネチエでは、記事の作成をZUU onlineさん、原稿のチェック・ディレクションをInfobahnさん、原稿の最終確認を我々というトリプルチェック体制なので、信用していただいても大丈夫です!と言いたいだけです。※1度記載ミスで他社様にご迷惑をかけてしまいましたが。。。)

余談ではありますが、マネチエの記事はほかの専門メディアと違い、大体毎日1記事、1枚のぺージで完結していて2~3分で読み切れる文章量、という形で意図的に構成しています。これはめんどくさがりな私が日常的に摂取できるちょうど良い分量という算段で作っていて、意外と良い感じの量だな、と自画自賛する次第です。はい、これはただの自己満足というものです。

他にも、個人的にちょくちょく見てるお金系メディアとして、DAILY ANDSSodanといったサイトも日々の更新ボリュームや記事の難易度、文章量もちょうどよくてオススメです!

ということで、信頼できる情報筋を持つことは重要だな、という思いを認めてみました。

実感その3:家庭によって財政はいろいろ違うけど話題は共通する

さて、上記二項にて、比較的まじめくさったことを書いてしまいましたので、3つ目は気軽に。

マネチエでは記事ネタを出したり、選んだりする際に、社内の人にいろいろとヒアリング(雑談)して、「どの記事に興味ある?」とか「最近気になるお金の話題とかある?」なんて話をしながら決めています。

「定期預金がもうすぐ満期だから、どうしようかは考えてるんだけどねー。」といった会社の先輩の一言から発生した記事が、≪定期預金が満期になる前に考えておきたい 3つの選択肢とは?≫だったり、そこから派生して私が「定期預金とかしたことないんだけど、そもそも何?」と言ったら後輩にディスられ、記事化したのが≪正しく知って貯蓄を簡単に! 意外と知らない「定期預金」の使い方≫だったりします。そして意外なことに、どちらの記事も想定以上に多くの人に読んでいただいたので、やはり周囲の声を参考にする、というのは大事なことだと思った場面でもありました。

そんなこんなで感じることは、住んでいる場所や勤務先、収入が違っても、反応するお金の話題って大体似ているということです。

実際に話をしている中でも、一番共感が生まれやすいテーマは「どうすればお金が貯まるんだろう?」ということだったりします。「貯まらない」と言いつつ貯め込んでいる人も中にはいると思いますが、それでも共通の話題となるのは事実ですし、それを裏付けるように、下記のような記事がマネチエのなかでも人気が高かったです。

最後にまとめ

本文前半で、「情報」が云々と書き連ねてしまいましたが、実のところやはりお金の話は、Face to Faceコミュニケーションのほうが良いと思いました。その相手は家族や友人、同僚、はたまたファイナンシャルプランナーさんでも良いかもしれません。誰が発信しているか分からない情報メディアやまとめ記事の情報ではなく、信頼できる人とのコミュニケーションが一番腹落ちするなぁ、と感じるのです。こんなこと言ってしまうと本末転倒、メディア運営者としてダメだろう!と我ながら思いますが。

では、ウェブメディアの役割というか、マネチエの役割ってなんだろう?と考えると、たぶん「お金に関わるコミュニケーションを円滑にするための下地を作る情報メディア」になれれば良いんだろうな、と思ったのです。

人と人とのコミュニケーションには必ず誤解や、偶発的な事象が混じってくるものです。ある人は正しいと思っていても、実は誤解でその情報を他の人に伝達してしまったことで関係性が悪くなってしまう、というようなことが稀にあると思います。そういったことが無くなるように、共通言語的な形でお金にまつわる基礎知識を提供していければ良いのではないかと思う次第なのです。

・・・はい、すいません、綺麗事ですね。綺麗にまとめようとしすぎました。いや、本当に思ってますけど、それよりもまず自分の貯蓄成功させろよ、と思いました。(参考:お金が貯まらないのはなぜ? オススメの貯金方法は? | マネチエ

ということで、1年運営させていただきましたが、今後もまだまだマネチエは続きます。

引き続きご愛顧のほど、よろしくお願いいたします!

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