編集部 2017.12.11 婚活アプリは月額以上に費用がかかる!? 実体験から費用対効果を出してみた

「婚活」「恋活」という言葉の認知度が上がるとともに、街コンやマッチングアプリといった「出会い」のためのサービスも市民権を得たと感じる今日この頃。 近年アメリカでは、結婚したカップルの3分の1は、オンラインサービス(マッチングサイトに限らず、SNSやオンラインゲーム等も含む)での出会いであるという報告も。日本でもPairsやOmiai、ゼクシィなど、同様のサービス群が鎬を削り合っています。ということで、今回はマッチングアプリの費用対効果について考察してみます。

婚活アプリの費用対効果を知りたい

本記事を寄稿する経緯を先に説明させていただくと、マネチエ編集長から放たれたこの一言に端を発しました。

編集長のつぶやき

この前居酒屋で友だちと飲んでたら、近くの席の女性2人がマッチングアプリの話してたのが聞こえたんだよね。あー、意外と浸透してるんだ、と思って。あれって実際、男の方はお金かかるけど、女性は無料なんでしょ?男目線で、この手のアプリの費用対効果ってどうなんだろうね?知りたくない?

ということで、弊社の中にちょうどいいサンプルがいたため、今回は実際にアプリ利用中のユーザーに聞き取り調査を行い、記事として書き起こしました。

※本記事は社内のアプリユーザー(男性)への質問と回答から書き起こした記事です。
※記載している内容については、誇張を排し、実績値に近しいものを提示しています。
※本記事は広告やアフィリエイト記事ではありません。ただのマネチエ編集長の好奇心から生まれた記事ですので、1つの娯楽記事としてお楽しみいただければ幸いです。

以下より、見出し以外は実体験者の発言によるものと、ご認識いただいた上でご覧いただければ幸いです。

▼目次▼

● アプリをはじめたきっかけは何だったんですか?

普通に未婚だし、彼女もいないし、Facebookで広告がやたらと出てくるので、一回やってみようかなと思い、始めてみました。始めてみてから分かったんですが、意外と未婚・パートナーのいない男性なら、割と普通にやってると思うんですよ、この手のアプリって。世の中的にはまだやってることを隠す風潮の方が強いと思うんですけど、別に未婚で相手のいない男女であれば全く問題無いというか、むしろ普通ですよね。この前も居酒屋で友達と飲んでたら、隣の席の女性2人の方から「この前ペアーズやってみたんだけど……」みたいな声が聞こえてきたり。電車の中でアプリ立ち上げて使ってる人とかも見かけるし。

で、非課金でしばらくポチポチとやってたんですが、そのうちマッチングしたり、メッセージが送られてきたリして。でも非課金状態だと相手からのメッセージは読めないし、けどやっぱり中身が気になるし……といったところで、「まぁこのくらいの金額だったら1か月くらい課金してみてもいいか」となって有料ユーザーになりました。

● マッチングアプリの基本的な流れは?

サービスの一般的な流れは次のようなものが大半です。 

  1. 異性の写真やプロフィールを見て、気になる人がいたら「いいね!」を送ります。
  2. 送られた側に通知が届き、同じく気になると思ってもらえると「ありがとう!」が返ってきて、マッチングが成立します。
  3. (ここから有料)メッセージのやり取りができるようになります。
  4. メッセージのやり取りを重ねて、気が合いそうだったら会う約束をします。

● アプリ上のプロフィールを教えてください

アプリ上では普通に正直に設定したので、以下のような感じです。 

・デモグラフィックについて

  • 性別:男性
  • 年齢:32歳
  • 身長:172cm
  • 学歴:大学卒
  • 居住地:東京
  • 年収:400~600万円
  • 趣味:映画鑑賞、音楽鑑賞
  • 見た目:割と凡庸

・プロフィールにはどんなことを書いたの?

実際に書いた内容は恥ずかしくてお見せできないんですけど、趣味とか性格とか仕事のことなどについて書きました。

やっぱりプロフィールは重要なんだな、と思いました。実際、アプリを始めた最初の頃は、すごく短い文章で適当に書いてたんですが、女性側からの「いいね」もあまり来ず、マッチする確率もすごく低かったです。なので、一度仲の良い女友達に添削してもらったんですよ。そうしたら、「全然情報足りないね。この程度じゃ怪しさのハードル払拭できないなあ」と。それから、アドバイスを貰って、というかもはや全文書き直しに近いんですが、事実に即しながら、盛らず、痛くなく、長すぎず短すぎず、安心感を演出しながらも笑えるネタ、という観点で書き換えました。あと、写真も変えました。「いやいや、この写真で引っかかる女、いねーよ」と言われたので…。「ちゃんとタイプの女の子が好きそうな写真とか服装の写真にせよ!」と指示を受けてから、それっぽいものを選んで載せて。それからは一気に女性から「いいね」やマッチ率も上がった感じです。セルフブランディングの重要性を学びましたね。

● 実績としてはどんな感じだったのですか?

実績としては、少し数字は丸めていますが、概ね以下のような感じでした。

・実績(1ヶ月)

プロセス回数
いいねを送った回数100回
いいねが送られてきた回数30回
マッチングした人数45人
メッセージのやり取りをした人数20人
実際に会った人数5人

メッセージやり取りまでの成功率が20%程度。実際に会うところまで到達するのが5%といった感じでした。始めた当初の期待値ではもっと大量に「いいね!」が来てモテモテ、なんて妄想もしてましたが、現実的にはこの程度でした(笑)これが平均値より多いのか少ないのかは分かりませんが、メッセージのやり取りの同時並行が結構きつかったのも事実なので、この程度が適量なのかな、とも思います。

マッチングしたけど、プロフィールを見ても特に話の切り口が無くて、そのまま放置することも多かったですね。逆にメッセージ送ったのに無視されるケースも割とありました。たぶん、お互い同じ気持ちだったのかな、と。また、メッセージのやり取りが始まってからも、「あれ?なんでこの人に「いいね」送ったんだっけ?」となることも多かったですね。つまり、プロフィールにはちゃんと話のキッカケになるような事柄を書いておいた方が良いみたいです。

● 他のマッチングサービスと比べると、費用対効果は良いと思いますか?

まぁ、アプリだけじゃなく、婚活パーティーや結婚相談サービスなんかにも行ったことあるんですが、悪くないとは思います。 

・婚活パーティー:男性参加費6,000円程度

いわゆる婚活パーティーと比較すると、アプリの方が割安なイメージです。形式もいろいろあると思うのですが、例えば男女が1対1で数分ずつ話しては入れ替わる、みたいなタイプを今回は例にしてみます。僕が参加したやつだと、15人かける3分ずつ、どんどん話していく、みたいなタイプだったんですが、正直、3分間の会話だけで何がわかるんだ!という気分になるし、なんだかんだでとても気疲れしてしまいました。このパターンを、週に1回、1カ月で4回参加すると仮定した場合、1カ月で24,000円の出費になるので、費用面・体力面・精神面で個人的には合わなかったな、という感じです。あくまで個人的な感想ですが。

・結婚相談サービス:初期費用10万円+1~2万円/月程度

とある結婚相談サービスも使ったことがあるのですが、初期費用(入会金)が10万円だと仮定します。加えて、毎月のサービス利用料が1〜2万円程度かかります。初期費用を1年間で均して合算すると、合計2~3万円/月の費用となります。なので、アプリと比べてしまうとやはり割高かな、という感じです。婚活コンサルタントの方がサポートしてくれる、という点では良いと思うのですが、いかんせん僕の場合は「人のアドバイスを聞くのがめんどくさい」と思ってしまったので、そのメリットが生かせませんでした。正直、我が道を行くスタンスでは合わない気もするので、気軽に入会するものではないな、と。

お相手候補の方の写真は、Snow(写真加工アプリ)で盛られてない分、相手に実際にお会いした際にはギャップは無かったです。ただ、そもそも人となりを探るところから始まるので、会話の切り口を模索するだけでもなかなか大変だったりしますね。

「安全性」と、実際のコンサルティングを受けられるという点をどう評価するか、なのではないでしょうか。

● マッチングアプリの利用にかかる費用は?

マッチングアプリの方がコストパフォーマンスが良いのかというと、月額料金(3,000円~4,000円程度)だけならばコストパフォーマンス悪くないです。 

・サービス利用費だけでは済まないアドオンコストの存在

ただ、正直盲点でしたね…。月額費用だけでは足りないコストも当然ある、ということが。僕の場合は、「いいね」を送ってマッチする確率が20%程度。そこからメッセージのやり取りをしてから会うところまで到達する人が4分の1くらいなので、結果として5%の方とお会いすることができる計算ですね。つまり、100人のお相手にオファーを送れば、5人とは実際に会うところまで到達する、というのが現実的なところかなー、と。

実際に1か月あたり5人と会うと仮定すると、1人との出会い換算で600円~800円なので、そこだけ見ればかなりコストパフォーマンスが良いんじゃないかな。

ただ、会ってからが意外とコストかかるんですよね…。一応、初回なのでそれなりにデート向きなお店を選ぶじゃないですか。そうすると、大体2人で10,000円前後の金額がかかるんですよね。(さすが東京。金がかかるぜ…)やはり、男性側が多めに払うのが社会儀礼的かな、とも思うので、支払いの平均70%くらいを負担します。そうすると、一度の食事に平均7,000円の費用が発生するわけです。

5人の方と食事に行った場合、このやり取りが5回実施される。35,000円/月が支出として計上されることになります。もちろん、夜飲みに行くのではなく、昼間にお茶するとかランチする、みたいな形だと金額も抑えられるんですけど。結果として、アプリ利用料と併せると、月で40,000円くらいの支出になる感じでした。

ただ、そこのアドオンコストは、他のサービスを使っても同様に発生するので、特別に費用対効果を悪化させる要因ではないと思います。

● 実際どんな人と会ったんですか?

まぁ、プロフィールに職種もざっくりとは書いてたんで、同じような職業の方も多かったですね。だから、取引関係のある会社の人もいたし。基本的にメッセージ段階で趣味の話をするんで、そこでだいたい変な人かそうじゃないかは分かるかな、って。自分の趣味が割とマニアックなんで、その手の深い話ができるということは、変な業者とかサクラとかじゃないだろう、みたいな感じの判断もありつつ。なので結果的に、変な人と会うことは無かったです。

実際に会ってみると、写真と全然ちが……みたいな方もいましたけど、事前のメッセージのやり取りもあったのでそこは特に気にならなかったですね。

● ちなみに、どのアプリを利用してたんですか?

実はいろいろ試しました。職業柄、アプリのユーザビリティ(使いやすさ)の調査も兼ねてたので。簡単に言うとこんな感じです。 

▼ Pairs (ペアーズ)

サービス概要

PairsはFacebookアカウントを会員登録に利用しますが、実名は出ず、すでに「友達」になっている会員とは出会わない仕組みです。会員数は、国内最大級の570万人。男性の場合、マッチング後にメッセージのやりとりを無制限でできる有料会員プランは月3,480円から(*1)となっています。女性は基本無料です。Facebookをやっていない場合は、電話番号認証を行う、という方法も用意されています。

利用してみた感想

  • 趣味コミュニティの単位で選べるから、mixiみたい。
  • なので、趣味が合う人と会える可能性が一番高かったと思います。

▼ ゼクシィ恋結び

サービス概要

ゼクシィ恋結びは「14秒に1人が出会う恋活サービス」として、結婚情報誌ゼクシィが運営するサイトです。会員の70%以上が20代で男女比は6:4とされています。無料会員もありますが、マッチング後のメッセージのやり取りが無制限で、直近1カ月の足あとが無制限で確認できる有料会員は、男性が月2,880円、女性は初回のみ108円となっています(*1)。

利用してみた感想

  • アプリのUX(User Experience:簡単に言うと、使いやすさ)が秀逸
  • 「ゼクシィ」ブランドがあるのか、真剣な人が多い印象

▼ with

サービス概要

withもPairs同様にFacebookアカウントを会員登録に利用するサービスです。シーズン毎にアプリ内イベントが行われ、心理テストに基づいてオススメの相手が表示されます。またそれらの相手への「いいね!」が無料で押せる権利が付与されるのが特徴になっています。料金は男性が月2,800円(*1)、女性は基本無料となっています。

利用してみた感想

  • 女性から「いいね!」が来る回数が一番多かった。
  • 「いいね!」を無料で押せる回数が多いのが理由なのかな?と思いました。

*1 : ウェブサイト経由(アプリからではない)、1カ月プランでの申込金額を記載しています。基本的には複数カ月まとめて有料登録したほうが、単月での金額が安くなります。なお、アプリ経由で有料会員登録を行う場合と、パソコンからウェブサイト経由で申し込みを行う場合で金額が異なる場合があります。有料会員登録を行う際には、同じサービスでも一旦両方の金額を確認したうえで申し込むと少しお得になるかもしれません。

▼ ゼクシィ縁結び

サービス概要

ゼクシィ縁結びはゼクシィ恋結び同様に、結婚情報誌ゼクシィが運営するサイトです。他のサービスと違い、専用のスマホアプリは現時点では提供されていないため、ウェブブラウザ経由でやり取りをする必要があります。また、Facebookのアカウントが無くても、メールアドレスで登録できる点が他とは異なる特徴となっています。なお、料金は男性が月3,980円となっています。

利用してないけど、聞いた評判

  • 提供会社のリクルートの中に、実際に「結婚した」というカップルが複数いるらしい。(弊社からリクルートに転職した女性談)
  • 最近でも某大手メーカーS社の男性が、このサービスで知り合った方と婚約したらしい。

● 結果、成果はありましたか?

まぁ、成果はあったんじゃないですかね。結果的に彼女できたし。アプリで知り合ったんじゃないんですけど。結局いろいろ行動してる、っていう事実が巡り巡って良縁に結びついた、みたいな感じですけど。とにかく出歩け。場数増やせ。っていうのが一番大事な気がしました。 

● ていうか編集長、よくやりますね……

はい、ここまで隠してきましたが、私、マネチエの編集長ですね。はい、すいません。匿名といえば匿名ですけどまぁ私ですよ。いや、もういいかな、って。社内の既婚女性社員からも「早く結婚しろよ」とか「とりあえず行動しろや」とかめっちゃ言われてたし。じゃあやったるわ、ってな具合で、フルオープンで普通にネタにもしてたし。完全に開き直ってましたよ。むしろ、その開き直りが良かったのかもしれないです。 

● ここまで読んでいただい読者の方々に、メッセージはありますか?

そうですね。まず男性へのアドバイスとしては、「本気で結婚したかったら、変なプライドとかこだわりはさっさと捨てた方が良いんじゃない?」という感じです。婚活なんて今や普通のことなんで、恥ずかしがることないと思います。「彼女がほしい!」って、とっても当たり前の欲求ですし。ただ、男性側にもリスクはあると思うので、理性はしっかり保った方が良いです。

女性へのアドバイスとしては、初回デート時、相手が変なやつだと困るので、いざという時のために走れる靴にした方が良いと思います。あと、変な男は一定数いると思うので、男の身分はしっかり確認しましょう。身元確認のためにも勤め先の名刺とか出させても良いんじゃないでしょうか?男性側としても、やましい事が無ければ勤め先を明らかにできない理由は無いので。

婚活ってめんどくさいんで、深く考えすぎず、ある程度開き直って気楽にやった方がいいのかもな、とも思います。自分のペースに合わせて行動できる、という点がアプリの一番のメリットだとも思いますが、サービスそれぞれの利点を活かしながら活動していくのが良いのだと思いました。(あくまで私の立ち位置からの一意見でしかありませんが。)

ということで、くだらないお話をお届けしてしまい大変恐縮ではありますが、ここまでお読みいただきありがとうございました!

● で、結局費用対効果は良かったの?

まぁ、良かったんじゃないでしょうか。たまたま運良く長期化せずに終えられたこともあって、さほど費用は嵩まなかったのもあって、「終わりよければ全てよし」というやつだとも思いますが。

(なお、本記事はステマでもなければアフィリエイトでもなく、メリットが一切無いにもかかわらず編集長が勝手にプライベートをさらすという、謎の記事になってしまったことを深くお詫びいたします…。)

※注:編集長は結婚したわけではないので、本当の意味での費用対効果はまだ出ていません。

TEXT:マネチエ編集部

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