増やす 2016.12.20 ロボアドバイザーへの相談結果を比較してみた

あらゆる生活シーンでロボットが活躍する時代となり、ついに資産運用の分野にもロボットが登場しました。投資家のプロファイル(人物像)やリスクの許容度をもとに、自動的に資産運用に適した投資商品を提案する金融サービス「ロボアドバイザー(ロボアド)」が注目を集めています。最近のニュースでも銀行や証券会社が新サービスを続々と発表し、にわかに活気づいているロボアドを、おためしで使ってみました。

ロボアドのしくみ・できること

ロボアドのしくみはとても簡単。年齢、投資経験、運用目標などの質問に答えるだけで、自分のプロファイルとリスクへの許容度を計測し、最適な分散投資の形を提示してくれます。個人情報を入力せず無料なので「お試し診断」が手軽にできてうれしいですね。

自分に合った投資商品のポートフォリオが出たら、そのまま口座開設や売買へシームレスに進むことができる点も大変便利です。

まずは実際にロボアドを体験するため、THEO(お金のデザイン)、楽ラップ(楽天証券)、MSV LIFE(マネックス証券)、SMART FOLIO(みずほ)の4サービスをセレクト。

THEO

https://theo.blue/
日本初となる独自開発のロボアドバイザーによる資産一任運用サービスです。「運用プランを見てみる」のページで年齢、投資歴、リスクへの許容度に関して5つの質問に答えると、最適な資産運用方針とポートフォリオ(株や債券などの金融商品の組み合わせ)が表示されます。

楽ラップ

https://wrap.rakuten-sec.co.jp/
年齢、性別、投資歴のほかに、生活のなかで遭遇するリスクとの向き合い方、投資に対しての意識など16の質問に答えると、自分のプロファイルと運用コースが表示されます。

MSV LIFE

https://www.msvlife.jp/
ラップ口座と呼ばれる個人資産を運用のプロに預ける“完全お任せ”の「投資一任運用型」。
「無料体験」では、STEP1でまず資産運用の目的、大まかな投資プランと運用の見通しを入力して、STEP2でリスクへの許容度を回答します。STEP3で資産計画を確定すると資産計画のシミュレーション、運用戦略の状況、組み入れる上位10銘柄が表示されます。

SMART FOLIO

https://fund.www.mizuhobank.co.jp/webasp/mizuho-bk/simu/
みずほ銀行とみずほ第一フィナンシャルテクノロジーによるサービス。リスク許容度診断で年齢、投資目的、年収、リスクへの許容度など7つの質問に答えると、モデルポートフォリオが表示され、これをもとに具体的なファンドを選べます。

実際にロボアドに相談してみた

相談するにあたって、属性は「30歳、未経験、リスクはあまり取らないが大きな利幅も期待しない」という設定で挑戦しました。すると30歳という年齢もあってか、いずれもリスク許容度は「やや高め」と出ました。

それぞれが提案したポートフォリオを比べてみました。

ロボアドポートフォリオ

(単位は%、四捨五入の関係で100%にならないところもある)

  • THEOと楽ラップにおける、株と債券の配分率はほとんど同じ。
  • MSVは、株(31%)に対して債券(62%)が倍の比重を占める。
  • SMART FOLIOはMSVと逆で、株(46%)が債券(25%)で株の比重が大きい。
  • SMART FOLIOは、REITに3割近くを占めているのに対し、他の3社は数%。

このように、各社ともリスク許容度は「やや高め」だったにもかかわらず、ポートフォリオの内容には違いがあります。

質問項目も投資目的や資産状況などを詳細に聞いてくるタイプのものから、心理テストのようなものまでバラエティに富んでいます。いずれのロボアドバイザーも数分で体験できるもの。分析結果を比較する意味でも、いろいろ試してみるとよいでしょう。

「資産運用に少し興味はあるけれど証券窓口までいく勇気はない」、「窓口に座ると後に引けなそうだから自分でまずは調べてみたい」という人は、まずロボアドバイザーの無料診断を受けてみてはいかがでしょうか。

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TEXT:マネチエ編集部
PHOTO:PIXTA

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