増やす 2017.06.08 外貨で資産運用 投資初心者にもぴったりな外貨建てMMFとは?

日々のやりくりも大切ですが、先の人生に備えて、お金の運用も検討したいところです。運用や投資と聞くと、難しそうで手が出せないと感じる人もいるかもしれません。しかし実際には、手軽にはじめられるサービスもあります。その1つとして、今回は「外貨建てMMF」を紹介します。

「外貨建てMMF」と「外貨預金」の違い

海外旅行や出張などで利用する外国の通貨ですが、日本にいながら、他の国の通貨でお金を運用する方法もあります。その主な方法は「外貨建てMMF(マネー・マーケット・ファンド)」と「外貨預金」です。広告などで名前は見聞きしたことがあるかもしれませんが、実際にどのような仕組みになっているのか分からないという人も多いでしょう。それぞれの運用の仕組み、メリットとデメリットについてチェックします。

・外貨預金

まず、外貨でお金を運用するには日本円から米ドル、ユーロ、豪ドルなど、それぞれの通貨に両替が必要です。例えば、アメリカドルに両替して口座に預けておくと、外貨の普通預金を保有していることになります。さらに、この普通預金から、1カ月、3カ月、1年などの期間を設定した定期預金を申し込むことも可能です。外貨の定期預金では、日本円の定期預金より相対的に金利が高いのがメリットです。

一方、注意する必要があるのが、為替相場の変動です。日本円からドルに両替した際に1ドル=100円のレートが、ドルから円に再び両替する際に1ドル=90円のレートになったケースでは、100万円でスタートした元本が、為替の変動を受けて90万円までに減ってしまいます。これは円高となったケースで、反対に1ドル=110円となると、元本は110万円に増えて、円安のメリットを受けることができます。

さらに、両替手数料も考慮しなければなりません。外貨預金のため、日本円からドルに両替する際にはメガバンクの窓口で手続きすると1ドルあたり1円の手数料がかかります。さらに、ドルから日本円に再両替すると、同額の手数料がかかります。(参考:三菱東京UFJ銀行の両替手数料

・外貨建てMMF

外貨預金からもう一歩進んだ運用方法となる外貨建てMMFは、外貨で運用する投資信託です。

外貨建てMMFをはじめるには、外貨預金と同様に、日本円から外貨に両替する必要があります。この両替には同じく手数料がかかりますが、外貨建てMMFの場合、外貨預金と比べて割安に設定されているケースが多いです。両替後の外貨建てMMFの購入は、米ドルのケースでは10ドル(約1,100円)から可能で、少額からでもスタートすることができるのが特徴です。

MMFのメリット・デメリット

・メリット

大手の証券会社では米ドル、豪ドル、カナダドル、ニュージーランドドルなどの通貨で投資する商品を販売しています。現時点で、豪ドル建てなどのMMFでは、利回りが1%を超えます。

また、外貨建てMMFは基本的に格付けが高く、手堅い運用で安全性の高い債券に投資するので、元本割れのリスクが低く、信用力は高いと言えます。そのため、先述の通り、少額でスタートできるという点も踏まえて、投資初心者向けの投資手法となっています。

さらに、資産を預けている金融機関が倒産した場合、外貨預金は預金保険の対象外のため、金融機関が補償できない場合は資産が保護されません。しかし、外貨建てMMFは金融機関が倒産しても資産は保護されるようになっています。

・デメリット

メリットと同時に、投資のリスクも確認しておく必要があります。

メリットとして「元本割れリスクが低い」と上述はしたものの、外貨建てMMFが投資する債券は、その価格が下落する可能性もあり、結果的に投資したお金が目減りする可能性はあります。ただし、こちらは円建ての投資信託も同様のため、外貨建てMMF固有のデメリットではありません。

また、外貨預金と同様に、為替が変動するリスクも押さえなければなりません。例えば、為替レートが1ドル=100円において米ドルから日本円に両替して外貨建てMMFを購入したものの、解約し日本円に再両替をするときに1ドル=90円になっていれば、投資したお金が減ってしまうリスクがあります。

外貨建てMMFこそ投資初心者向け?

低金利時代のいま、大切なお金を運用する選択肢として、外貨建てMMFはますます注目を集めています。金融機関によって取り扱う通貨の種類も異なるほか、通貨によって利回りや為替の変動リスクも異なってきます。

まずはどのような通貨を投資対象とするのか決めたうえで、取り扱う金融機関の手数料などを比較・検討するところからはじめてみてはいかがでしょうか。

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TEXT:マネチエ編集部
PHOTO:Creativa Images/Shutterstock.com

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