増やす 2019.03.07 投資初心者でも気軽にできる「ポイント投資」ってどんなもの？

買い物をすると、特典として付与されるポイント。有名なポイントサービスには楽天ポイントやdポイント、Pontaポイント、Tポイントなどがあります。また、クレジットカードの利用や大手スーパーやドラッグストアなどのお店で買い物をすると貯まる独自ポイントもあります。

これらは貯まると現金のように買い物で使えたり、商品やオマケに交換してもらうことができます。意識せずに貯められる反面、いつのまにか期限が切れていたり、商品に交換しようとしてもポイント数が足りず、欲しい特典が手に入れられなかったりすることも。

そんなポイントを有効活用できるのがポイント投資。買い物で貯まったポイントを投資することができるサービスです。ポイント投資はポイントをそのまま運用する「ポイント運用型」とポイントを現金化して運用する「現金運用型」に分けられます。

ポイント運用型には、セゾンカードの永久不滅ポイント運用サービスやドコモのdポイント投資などがあります。実際にお金を投資するわけではなく、指定した投資信託の基準価格に連動してポイントが増減する、投資の疑似体験ができる仕組みです。

現金運用型はポイントを現金に交換し、実際のお金を運用します。インヴァストカードのポイント投資が代表的で、インヴァスト証券に口座を開設して、本物の投資のように運用します。インヴァストカード利用額の1％分のポイントが付与され、自動的に現金化されて投資に回っていく仕組みです。自動売買で手間をかけずに投資でき、リターンは現金で受け取ることができます。

投資に興味があるけれど、損しそうでなかなかチャレンジできないという方に、ポイント投資は最適です。直接自分のお金を使うのではなく、買い物でもらったポイントを投資するので、運用がうまくいかなかったとしても影響は少ないでしょう。

その中でも初心者が気軽に始められるポイント運用型の代表的なサービスをご紹介します。

dポイントを100ポイント単位で投資できます。ポイント投資の手数料は無料で、1ポイント単位でdポイントに戻せます。運用は投資信託で行い、積極的な「アクティブコース」、安定的な「バランスコース」のどちらかを選び、おまかせで運用します。開始後にコースを変更することもできます。

ポイント投資の手数料は無料。100ポイント単位で運用することができ、好きな時に1ポイント単位で引き出して永久不滅ポイントとして利用できます。投資先は、大きく分けて投資信託コースと株式コースがあります。

投資信託コースでは、手数料は不要で日本株（TOPIX）コース、アメリカ株（VOO）コース、アクティブコース、バランスコースのタイプの違う投資信託4コースから選択。

株式コースでは、所定の交換レートが適用されます。永久不滅ポイントから交換したストックポイントが実際の株価に連動し、ポイントが増減する仕組みです。

保有ポイントが株価に連動して変化する、新しいタイプのポイント投資。ドットマネーやセゾンの永久不滅ポイントなどのポイントをStockPointに交換して投資先を選択すると、投資先の株価に連動して変動する仕組みです。

一定のポイントが貯まると、本物の株式に交換することもできます。投資先は国内の有名企業のほか、海外の株式指数に連動する商品も選べます。

特典でもらえるポイントを運用して、増やす楽しみもある初心者にぴったりの「ポイント投資」。国内だけでなく国外の投資対象が用意され、積極的な運用ができるサービスもあります。あまり手間をかけずに運用できるので、本物の投資にステップアップすることも視野に入れて、気軽にチャレンジできそうですね。

TEXT：マネチエ編集部
PHOTO：PIXTA