学ぶ 2016.10.27 エコノミー&エコロジーな冬の暖房費の抑え方

冬場の家計を襲う「高い暖房費」。冬は外気の気温と快適な室温の差が大きく、気温のピークタイムもないため、夏よりも割高になりやすい傾向にあります。暖房費を簡単に抑える方法を知り、快適な冬を過ごしましょう。

冬の暖房器具、一番節約できるのはどれ?

主な暖房器具である「エアコン」「電気ストーブ」「石油ストーブ」の3つを使用コストで比較してみましょう。(※1カ月あたりの使用コストは1日7時間、連続使用した場合で算出)

■エアコンの使用コスト

エアコンは温風を対流させて部屋を暖めます。部屋全体を暖めたいときに向いています。

電気料金については、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会による新電力料金目安単価1kWh/27円として計算。1kWh(1,000W)の料金を25円として計算。ここでは、パナソニック「CS-X226C」(6畳用/消費電力440W)を例にとってみます。

  • 1時間あたりの暖房消費電力量:0.44KWh
  • 1時間あたりの使用コスト「0.44KWh×27円=約12円」
  • 1カ月あたりの料金「12円×7H×30日=約2,520円」

■電気ストーブの使用コスト

電気ストーブは足元だけなど、部分的にすぐに暖めたいときに活躍します。

電気ストーブの消費電力は、商品によっても異なりますが、弱で300~500W、強で800~1,200W程度のものが多いようです。ここでは、弱=400W、強=800Wとして計算してみます。

<弱の場合>
1時間あたりの暖房消費電力量:0.4KWh
1時間あたりの使用コスト「0.4KWh×27円=約11円」
1カ月あたりの料金「11円×7H×30日=約2,310円」

<強の場合>
1時間あたりの暖房消費電力量:0.8KWh
1時間あたりの使用コスト「0.8KWh×27円=約22円」
1カ月あたりの料金は 「22円×7H×30日=約4,620円」

■石油ストーブの使用コスト

石油ストーブは、暖房効果が高く、寒さがきびしいときにおすすめです。灯油価格は1,327円/18リットルで計算(経済産業省より発表された2016年9月5日時点での価格)。ここでは、コロナ「RX-2215Y」(木造6畳まで/コンクリート8畳まで)を例にとってみます。

  • 1時間あたりの燃料消費量:0.218リットル
  • 1時間あたりの使用コスト「1,327円÷18リットル×0.218リットル=約17円」
  • 1カ月あたりの料金「17円×7H×30日=3,570円」

■1カ月間の使用コストの結果

  • エアコン:約2,520円
  • 電気ストーブ弱:約2,310円
  • 電気ストーブ強:約4,620円
  • 石油ストーブ:約3,570円

単純比較をすると、電気ストーブを強で使った場合が最も割高となりました。しかし、製品や使用環境に応じてもコストに差が出ますし、暖かさの感じ方にも違いがあります。冬の暖房の節約を考えたい人はエアコンを使用するか、部屋をピンポイントで温めたいのであれば、電気ストーブを弱モードで使用するのが良いと言えるでしょう。

暖房費を簡単に節約する3つの方法

(1)室内環境を整えて節電

暖かい空気は部屋の上部に溜まる性質があるため、エアコンを使う時はサーキュレーターを併用すると部屋全体を暖めるのに効果的。サーキュレーターはエアコンに向けて使用することで、温風が足元へも届くようになります。

また、室内の熱のおよそ50%は窓から逃げていくと言われています。窓に断熱シートを貼ることで熱の放出を防ぐことが可能に。カーペットの下にアルミシートやダンボール、コルクマットを敷くのも暖かさが増します。

(2)体を効率よく温めて節約

「首」「手首」「足首」の3つの首は太い動脈が皮膚に近い位置にあり、寒気の影響を受けやすくなっています。ストールや手首ウォーマー、レッグウォーマーなどを活用し、体自体を温めてあげましょう。

(3)「ウォームシェア」で節約

「ウォームシェア」とは、1つの部屋にみんなで集まることで暖房費を減らす取り組みのことです。エコにつながるだけでなく、家族や友人との交流にもつながりますね。

ちょっとした工夫で、コストを抑えながら冬を暖かく過ごすことができます。ぜひ、この冬は暖房費の節約にも取り組んでみてくださいね。

TEXT:マネチエ編集部
PHOTO:PIXTA

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