学ぶ 2017.02.22 LCCの航空券の安さには理由がある。利用時の注意点

破格の安さが魅力のLCC(ローコストキャリア)。最近は日本にも続々と就航し、身近な存在になりつつあります。利用する際の注意点をまとめてみました。お得に旅行に行きたい! と思っている方は是非チェックしてみてください。

レガシーキャリアとの違いは? LCCの基礎知識

提供するサービスを最小限にしてコストを極限までカットし、格安の航空運賃を実現した格安航空会社。それがLCC(ローコストキャリア)です。大手航空会社(レガシーキャリア)と比べると、航空運賃はおおむね半額~30%オフと格安なのがその魅力です。

代表的なものには以下のようなLCCがあります。

不定期に開催されるセール時には、東京-香港380円(香港エクスプレスの過去セール)、大阪-台北990円(バニラエア)など、驚異のチケットが発売されることも。セールは期間、席数ともに限定なので、各LCCのメールマガジン、格安航空券ポータルサイトなどをチェックしておくのが良いでしょう。

このような破壊的な安さを実現しているのは徹底したローコスト経営。当然、レガシーキャリアのようなフルサービスは期待できません。まずチケット予約ですが、旅行代理店への販売手数料を抑えるため、基本的にはWebサイトや電話予約での直販が基本。ジェットスター、バニラエアなどを取り扱う旅行代理店もありますが、手数料が発生するためLCCならではの価格メリットは薄くなってしまいます。

また、基本的にキャンセル時の返金はないことにご注意ください(天候による欠航は返金可能だったり、返金可能な運賃プランを用意していたりする会社はあります)。

ホスピタリティ、乗り心地は?

次にホスピタリティです。レガシーキャリアは機内食やドリンクの提供、毛布類の貸し出し、映画・音楽の視聴は基本的に無料です。しかし、LCCでは機内食、毛布はオプション扱いで有料のところがほとんど。

たとえば主要各社では下記の値段で機内食を販売しています。
・たこ焼き:750円(ピーチ・アビエーション)
・カップヌードル:400円(バニラエア)

そのため、通常よりも高めの価格で購入するか、自分で用意して持ち込むしかありません。ただし、飲食物の持ち込み不可というルールの航空会社もありますので、事前に確認しておくことをおすすめします。

また、手荷物制限も意外なチェックポイント。無料で預かってくれるのは、春秋航空が15キログラムまで(国際線非スプリングプラス)と良心的ですが、ピーチ、バニラエア、ジェットスターは有料(運賃に含まれるプランも一部あり)となっており、各社2,000円~の預け料金がかかります。

また、乗り心地や遅延時の補償でもレガシーキャリアに軍配が上がります。LCCのシートはエコノミークラスが主体で、シートの前後を詰めてさらに搭乗席を増やしていることもあるため、狭いと感じる人もいるでしょう。さらに、到着の遅延で乗継便に間に合わない時は代替便の用意、払い戻しなどの補償があるレガシーキャリアと異なり、遅延しても他社への代替などは一切なし。自社便以外の接続も補償していません。

便数も少なめです。近年は羽田空港に就航するLCCも増え、利便性も増してきてはいますが、専用ターミナルが遠いなど、マイナスポイントも見受けられます。

乗るなら事前の準備、確認をしっかりしておこう

ただ、ハイシーズンにはLCCもそれなりの価格になるので確認が必要です。最近はANA、JALなど、レガシーキャリアも75日前などの早期予約なら、LCCに遜色のない価格で購入できます。LCCならではの価格メリットを発揮できない場合もあるので、事前の情報収集、比較検討がマストです。

LCCは料金が安い分、フライト中の環境、サービスは必要最低限です。フライトにラグジュアリー感や至れり尽くせりのサービスを求める人には向きません。

利用するなら、各キャリアのサイトなどでサービス内容、利用ターミナルへのアクセスなどを入念にチェックしておき、先を読んだ行動を心がけましょう。

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