学ぶ 2017.04.07 実はこんなにある! 自分にぴったりの個人型確定拠出年金の商品は?

老後に受け取ることのできる公的年金は、日本の人口構成の変化などで、若い世代ほど受け取れる額が少なくなる可能性が高いといわれています。そんな将来の不安を解消するために、自分で選んで運用できる「iDeCo(個人型確定拠出年金)」を活用することができます。うまく利用して、年金にプラスの収入を確保するためのヒントを紹介します。

iDeCoの商品

iDeCo」は現在、多くの金融機関が取り扱っています。公的年金に加えて、個人で加入でき、さまざまな投資先から自分に合ったものを選ぶことができる、いわゆる自己投資型の年金です。

公的年金のように毎月掛金を支払いますが、その額は加入者自身が決定することが可能です。自営業の場合5,000円から6万8,000円以内、会社員の場合は5,000円から2万3,000円以内で掛け金を決定します。(*1)

税金の控除対象となるため、自分で株式投資やその他の資産運用を行うよりも税制面の恩恵を受けることができ、死亡や障害などの一部例外を除いて、原則として60歳から給付を受けられることになっています。

タイプ別商品の特徴

iDeCoにはさまざまなタイプの商品があるのをご存じでしょうか? ポイントを押さえてそれぞれ紹介します。

・ バランス型

分散投資のメリットを最大限享受できるのがこのバランス型です。バランスを鑑みて何にどのくらい投資をするのか組み合わせたうえで投資を行うため、好況、不況の波に強く、安定的なリターンが望めます。反対に突発的な大きなリターンは望めないというのがデメリットとなり、ミドルリターン、ミドルリスクの商品です。

・ 元本確保型

安全性を重視した商品で、リターンがマイナスになることはありません。しかし、インフレーション(物やサービスの価格(物価)がずっと上昇し続ける状態)の影響を受けやすく、長期の投資になるほど物価上昇によるデメリットを考慮する必要があります。

・ 国内・外国株式型

大きなリターンが望める商品で、国内・外国株をバランスよく購入すれば、カントリーリスク(国の情勢や環境によって受けるリスク)を回避することが出来ます。安定を重視するのであれば日本やアメリカなどの先進国、リターンを重視するのであれば後進国などの成長市場に投資します。不況の影響を受け、浮き沈みの波が激しいので注意が必要です。

・ 国内・外国債券

デフォルト(あらかじめ設定してある条件や状態)が主なリスクになりますが、財政や経済がしっかりしている国を選べば、リスクは下がります。金利の影響を受けやすく、高金利では低利回りに、低金利では高利回りになります。

商品の選び方

では、どのように商品を選べば良いのでしょうか。公的年金とは違い自分で選択をしなければいけないので、商品の組み合わせの判断ができるレベルの知識は必要です。また、年齢やライフプランによっても必要額が変わってくるのでそれを考慮することも重要です。

まず、20代や30代前半に加入するのであれば、定年退職までには時間があり、ある程度リスクを許容できるので、少々ハイリターンな商品を選ぶこともできるでしょう。たとえば株式の割合を多くして、大きなリターンを狙い、損失になれば債権や元本保証型の商品に徐々にシフトしてカバーするなどの方法があります。

40代や50代であれば、ある程度定年後の資金繰りの目途が立つので、老後の生活資金の絶対必要額を割らないような、債券などの安全性の高い確実な商品を選ぶというスタイルがあるでしょう。

確定拠出年金は途中で投資先の商品を変更してバランスをとることが出来るので、出産や結婚、転職、不動産の購入などのライフイベントごとに見直すことが重要です。それに加えて、世界情勢や経済の影響などに注意してリバランスを行うことができれば、さらに効果的です。

しっかりとした老後の準備を

総務省の調査によると、老後の夫婦世帯に必要な生活費は月に約24万円といわれており、先行き不安な公的年金だけではカバーしきれない可能性があるかもしれません。公的年金だけではなく、iDeCoで自分に合った拠出年金を運用することで、将来の選択肢が広がるでしょう。

税制面での優遇もありサラリーマンや自営業でも加入できるので、検討してみてはいかがでしょうか。

(*1)国民年金基金連合会による個人型確定拠出年金サイト

TEXT:マネチエ編集部
PHOTO:violetblue/Shutterstock.com

マネチエでは身近なお金の話題をお届けしています
この記事を気に入っていただけたらフォローをお願いします!

ページトップ