学ぶ 2017.04.18 地方出身者の「東京に家を買う/買わない」問題

仕事の都合などで上京して生活をはじめた場合、地方出身者はいずれ住居として家を東京に購入するかどうかという問題に直面します。両親の介護や転職で、いずれUターンすることを想定している場合でも、東京に家を買ったほうがいいのでしょうか。持ち家は人生で大きな買い物ですので、判断を間違えると人生に大きな影響を与えてしまいます。今回は、そんな地方出身者の悩みについて考えてみます。

なぜ東京に家を買うのか

地方出身者が東京に家を買うのには、どのような理由があるのでしょうか。

大きな理由の1つとして結婚があげられます。結婚時に考えたライフプランやキャリアを考慮して住宅購入を考えるようになります。その他には、仕事での転勤が大きな機会になることもあります。東京で働くことになった、東京以外の場所へ転勤する可能性が低いことがわかっているなどであれば、家を買うかを検討するタイミングかもしれません。

このように、地方出身者が東京に住居を購入する理由はさまざまですが、問題は賃貸と購入という違いによってどのようなメリットやデメリットがあるのかということです。

家を買うメリット・デメリット

では賃貸物件に住むのに対して、家を買うことはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

一番のメリットは、月々の支払いを資産化できる点です。賃貸は、どれだけ長い年月契約していても自分の資産にはなりません。その点、住宅の購入は同額程度の月々の支払いでも、住宅ローンを払い終えれば自分の資産として所有できます。

また、インフレーションの影響を受けにくいこともメリットといえるでしょう。将来、収入が少なくなった定年後に賃貸物件の場合は家賃が上がっていく可能性もあります。その際は、持ち家の方が安心でしょう。

他にも、大きなお金が必要となったときの借り入れにも持ち家の方が便利です。銀行でなるべく低い金利で借り入れを行いたいときなどは担保が必要となりますが、不動産は担保としては最適です。

持ち家が資産になるということは、その最大のデメリットは地価暴落の可能性です。住居の購入も投資の一種ですので、資産価値を注視しておく必要があります。資産価値が落ちると、結局は賃貸の方が得をしたという結果になりかねません。

次に大きいデメリットは、修繕費用のランニングコストです。持ち家は自分の責任で管理しなければいけないので、災害や経年劣化で修繕が必要な場合は自分で負担しなければいけません。

Uターンしたい場合、どう対策する?

もちろん、1つの場所に住み続けるのが最善ですが、地方出身者が持ち家を購入した後に地元へのUターンを決めた場合には、どのような対策を打つことができるのでしょうか。

Uターン時に売却

1つは、売却することが考えられます。東京は人口が集中しているため不動産の流動性が高く、不動産の値段が落ちにくくもあります。これを利用して、Uターンをする際には売却し、再度地元に新居を構えるという選択肢もあるでしょう。しかし、大幅に不動産価値が下がってしまう可能性など、売却時の価値算定も考慮にいれることが必要です。

賃貸物件として運用

特に、ファミリー向けや駅に近いなどの物件はある程度の賃料が期待できるので、賃貸物件として運用することも可能です。地元にいながらにして、東京の物件の家賃収入を得、住宅ローンの返済に充てるなどの対策が可能です。

持ち家も選択肢のひとつ

東京に家を買うことは簡単な決断でありませんが、万が一Uターンなどを予定していても、対策を打つことができます。賃貸として貸し出すことや売却も視野に入れて、最善のプランを練って検討してみましょう。

TEXT:マネチエ編集部
PHOTO:PIXTA

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