学ぶ 2017.05.15 「カーシェア」と「マイカー」どっちがお得?

今までは、自家用車を持つことが1つのステータスになっていましたが、現在、特に都心部では、所有のコストを考えてカーシェアリングが珍しくない時代になりました。では、カーシェアリングとマイカーでは、どの程度費用に差が出るのでしょうか。

マイカー所有の実態、かかるコストは?

ではまず、現在のマイカーの実態はどのようになっているのでしょうか。

「日本自動車工業会」の調査(2016年4月実施)によると、乗用車の世帯保有数は80.6%となっています。そのなかでも、地方の世帯で所有率が高く、都市部の世帯は比較的所有率が低いことがわかります。また、複数台数保有する世帯は約35%と高い状態です。

特に地方は公共交通機関が発達しておらず、マイカーは生活の必需品という人も多いでしょう。今後も、高齢化が進む地方と、若い人の流入が進み人口が増えていく都市部では、保有率の二極化が進んでいくと予想されます。

では、マイカーを所有するためにどの程度のコストが必要なのでしょうか。プリウスを例にとって考えてみます。

  • 車本体価格:約243万円
  • 諸経費(車庫証明など):10〜20万円
  • 自賠責保険:年間1万5,000円程度
  • 燃料費:年間3万5,000円程度
    ※プリウスのカタログスペックかつガソリン1リットル145円(満タン38リットル)で年間1万キロメートルを走行した場合で計算
  • 車検代:年間10〜20万円程度

本体価格を省いたとしても、年間で25〜45万円の維持費が必要になります。駐車場代、メンテナンス費用などを考えると、月平均で4〜5万円は維持するために必要だと考えておきましょう。

カーシェアリングの費用感はどれぐらい?

一方、カーシェアリングを見てみます。カーシェアリングは自動車をシェアするサービスで、サービスに登録した人が必要な時に車を借りて自由に使用できるという仕組みです。

利用するには、登録やカード発行などの初期費用と月額基本料、利用毎にかかる利用料が必要です。

  • 初期費用:1,500円程度(有料の場合)
  • 月額基本料:2,000円程度(有料の場合)
    ※支払方法:クレジットカードでの支払いとなり、翌月月初めの後払いとなります。
    ※利用料と連動している場合が多く、月額基本料無料のサービスは利用料が高くなっています。一方で有料のものは低く設定されています。
  • 利用料:7,000円程度
    ※車のクラスごとに設定されているので一概には言えませんが、前述したプリウスを2時間×4回利用した場合です。

初期費用を省いたとしても月額1万円程度です。割引などが適用され、月4回、2時間ずつ利用する程度であれば1万円弱で収まる場合もあります。

以下のようなカーシェアリングを展開する企業がいます。

マイカーよりカーシェアリングが向いているのは?

ポイントはやはり利用頻度です。毎日車を使うようであれば、購入した方がお得になる可能性が高いでしょう。先述のプリウスを購入する場合には、駐車場代やメンテナンス費用などで月平均で4〜5万円の維持費がかかります。10年乗ると仮定した場合、車本体価格の243万円を分割して上乗せした月々のコストは、約6〜7万円程度です。

一方で、マイカーをカーシェアと比較した場合、毎週1回(毎月4回)、1回あたり平均2時間利用する程度であれば月々のコストは約1万円程度となり、カーシェアリングの方がはるかにお得ということになります。ただし、カーシェアリングは一回の利用時間が短時間でも、年単位で計算すると料金が高額になる場合もあることも留意しておきましょう。

カーシェアリングは必要なときだけ利用できるという利便性があります。そのため、週末に一週間分の食料を買い込んだり、子どもの送り迎えで短時間利用するなど、ライフスタイルに合わせて用途を考えてみると良いでしょう。

マイカー所有とカーシェアリング、それぞにメリットがあるので、その違いを把握したうえで、自分にあったものを選ぶことが大切です。

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