学ぶ 2017.05.17 「ふるさと納税」何がある?家族で選んで一緒に学ぼう

ふるさと納税は、自分で納税先の自治体を選ぶことができ、そのお返しとして納税先から返礼品を受け取ることができます。最近では豪華な食べ物などが話題の的になることが多い一方で、実はそれ以外にもいろいろなことが学べる事業を選ぶことができるんです。今回は少し変わった、でも家族で楽しく選べる納税先をご紹介します。

ふるさと納税とは?利用実績は?

地方創生の取り組みとしてはじまった「ふるさと納税」。最近では地方自治体間での返礼品の過剰競争が取りざたされ、本来の目的から外れてしまっているとの指摘もありますが、そもそも一体どのような背景から実施されているのでしょうか。

都市部への人口集中は、日本がかねてより抱える課題の1つだというのは既知の事実だと思います。進学や就職を機に、多くの人が都市部へと移り住む流れは昔から続いており、それが地方自治体の大きな問題になっているのです。地方から都市部へ人口が流出することで、地方の納税者が減少します。その結果、地方自治体の税収が減り、財務状況が苦しくなることで、税金で賄われているサービス(教育や医療など)の安定的な提供や品質の維持が難しくなってしまう可能性があります。

こういった状況の打開策の1つとして設立されたのが「ふるさと納税」です。納税者個々人が現在の住居地に関わらず、生まれ育った地域や、思い入れのある地域に納税できるようにし、地方自治体の財政を助けることができるようになりました。

では、ふるさと納税の利用者にはどのようなメリットがあるのでしょうか。もっとも大きなメリットは、やはり地域の特産品などを返礼品として受け取ることができる点です。返礼品の中には高額な商品も存在し、2015年度には最高級ご当地和牛や、人気の焼酎「黒霧島」も選ぶこともできる、宮崎県の都城市がふるさと納税額1位になりました。

一風変わったふるさと納税と返礼品

ふるさと納税では、食べ物や伝統工芸品はもちろんのこと、社会貢献に直接つながるような事業そのものへの出資も納税対象として扱われています。つまり、地域の問題解決に焦点をあてた事業に税金を使ってもらうことができ、社会貢献と事業者の資金調達を実施するしくみになっているのです。今回はそういった中でも、特にユニークなものを2つご紹介します。

・森を守るプロジェクト

北海道の斜里町などは森を100年計画で再生するプロジェクトがふるさと納税の対象になっており、ユネスコに登録されている雄大な自然を守ることを命題にしています。北海道の自然などに関心があるなら、納税と同時に出資という形でプロジェクトを手助けすることができます。また、実際にふるさと納税を通して斜里町の森のことを知り、キャンプや植樹体験に家族で参加している方もいるようです。

・ふるさと丸亀応援寄附金

香川県丸亀市では、丸亀城の修繕や自然環境保護、教育環境の整備など7つの項目からふるさと納税の使いみちを選択することができます。1万円以上の寄附でもらえる返礼品には、うどんや骨付鶏など食品を中心に70種類が用意されています。

このように、ユニークなプロジェクトも対象になっており、他にも観光名所であれば建造物の修繕などに、ふるさと納税で納税された税金が用いられる自治体もあります。そのため、自分たちの納めたふるさと納税が、実際どのように使われているのを旅行がてら見に行くというのも、ふるさと納税の楽しみ方の1つと言えるでしょう。

納税先の自治体は複数選ぶことができるため、ご当地の特産品の他にも、こういった社会貢献型のプロジェクトを混ぜて選んでみるのも良いのではないでしょうか。

ふるさと納税を行ううえでの注意点

ふるさと納税を行ううえで気を付けなければならないポイントもあります。その1つが、確定申告手続きを間違えてワンストップ特例が無効になってしまうことでしょう。

「ふるさと納税ワンストップ特例制度」とは?

「ふるさと納税ワンストップ特例制度」とは、確定申告をしなくても寄附金控除を受けられるしくみです。 ふるさと納税を行う自治体が5団体以内で、もともとは確定申告をする必要がない給与所得者であれば、この制度を使うことができます。ふるさと納税をした後に納税先の自治体へ特例適用に関する申請書と必要書類を提出するだけです。ただし、6団体以上に納税した人や、ふるさと納税の有無に関わらず確定申告を行う必要がある人(自営業者など)は、この制度を利用できないので注意してください。
引用元:新しい寄附の形、ふるさと納税のはじめ方 | マネチエ

また、ふるさと納税は、翌年の1月10日までに申告を行わないと減税対象とはならず、ただ単に高い買い物をしただけになってしまうので申告漏れには気を付ける必要があります。

ふるさと納税のはじめ方は、下記の記事でも紹介しているので、興味がある方はご参照いただければと思います。
>>新しい寄附の形、ふるさと納税のはじめ方 | マネチエ

まずはふるさと納税のポータルサイトで確認を

では、ふるさと納税の納税先を選ぶためにはどうしたらよいのでしょうか。各自治体のウェブサイトを見て回る必要があるのか、というとそういうわけではなく、ふるさと納税ポータルという便利なサービスが存在しています。代表的なサイトとしては「ふるさとチョイス」や「ふるなび」といったサイトが挙げられますが、そのサイト上で納税先や返礼品を簡単に探すことができるようになっています。

ふるさとチョイス
地域や返礼品の選択だけでなく、配送時期の指定や決済方法の指定も選択できるため、より希望通りの返礼品を選びやすいサイトです。ふるさとチョイス限定の物もあり、「チョイス限定」のマークがついているためひと目でわかるようになっています。

ふるなび
ふるなびには、年収2,000万円以上の方を対象としたふるなび限定の「ふるなびPremium」があります。50万円コースや100万円コースがあり、納税コンシェルジュが家族の希望や要望にあった最適なプランを無料で提案してくれます。

他にも同様のサイトはいくつもあり、それぞれで限定のサービスを用意しています。今年度のふるさと納税を検討する際にどのようなふるさと納税がいいか、ポータルサイトも使用しながら家族でじっくり比較してみてはいかがでしょうか。

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TEXT:マネチエ編集部
PHOTO:PIXTA

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