学ぶ 2017.05.24 海外旅行の「おトクな時期」を予想する方法とは?

「円高のときこそ海外旅行に行くチャンス!」というのは周知の事実でしょう。1泊200ドルのホテルに泊まると仮定すると、1ドル120円の時と1ドル100円の時期では、日本円換算で4,000円もの差が出ます。とは言え、日々ドル円相場を見ていない人にとっては、今が円高時期なのか円安時期なのかということは、肌感としてはわかりつつも実際のところどうなのか、という判断は難しいものですよね。今回はそんなおトクな時期を体感として判断できるようになる方法をご紹介します。

円高・円安になりやすい時期を、統計的に予測する

そもそもなぜ円と他国通貨の両替レートが変わるのでしょうか? それは“為替”が影響しています。為替とは金銭の受け渡しをする際に、現金ではなく手形や小切手、証書を代用して済ませる仕組みです。

海外旅行は「円高」のタイミングに行った方がおトクというのは先述のとおりですが、いつ円高になるかを正確に予測することはできません。しかしながら、統計上円高になりやすいタイミングというものは存在します。一番メジャーであるドル円相場を例にとって紹介します。

1月にその年の海外旅行おトク度合いが予想できる?

ドル円相場では、統計的に1月の結果がその年のトレンドを決めると言われており、注目度が高まる月だとされています。これは、事象として起こりやすいということから、「1月のアノマリー(Anomaly、ある法則や理論から見て説明できない事象、市場の変則性のこと)」と言われています。つまり、1月で円高になると、その後も円高が継続する可能性が高くなるということです。

1月のアノマリーは理由は不明確な部分が多い一方で、逆にドル円相場の動く理由がはっきりしている現象もなかには存在します。それは、3月の日本企業の決算です。日本企業は年度が4月始まり3月締めの会社が多いため、3月には日本円の需要が高まり、円高になりやすくなるという事象です。

3月は特に旅行のハイシーズンであり、旅行代金が高騰する傾向があるため、「円高だから海外旅行」という理由での決行をおすすめするわけではありません。ただ、円高になりやすい時期を考慮することでおトクに海外旅行をすることができると知っておくと良いでしょう。

為替市場の動きを体感する方法

では、円高になりやすい、円安になりやすい時期を知る方法はあるのでしょうか?

その1つの手段としてFXを通して実践的に世界情勢を理解して判断する、という方法があります。FXはドルやユーロなどの外国の通貨を売買して、その差益を生むことを目的とした投資方法です。日々の取引で為替についての知識を実践的に得られるため、円の需要と供給を予測する習慣が身につきます。

例えば、ドル円相場を例にとると、為替市場にに影響するイベントが定期的にあります。アメリカ合衆国連邦政府の中央銀行が決定する金利の発表や、アメリカ労働省労働統計局が発表する雇用統計、消費者物価指数などは世界経済に大きな影響を与えるため、為替市場にも少なからず影響を与えることになります。

また例外的に、日本銀行などの量的緩和(日本銀行が行う景気回復に向けた金融緩和政策の1つであり、金利の引き下げではなく当座預金残高量を拡大させる手法)の発表や、戦争やテロといった傷ましい事件などが影響を与えることもあり、あらゆるニュースにアンテナを張り巡らせることになります。

このように、FX取引を通して、世界中の国であった出来事がどう経済に影響があるのか、ということを学べるようになります。そういった情報を通して、円高円安のトレンドを学びながら海外旅行がお得になりそうな時期を判断することができるようになってきます。

FXの基本的な仕組みについて解説

FX取引はハイリスク・ハイリターンで手を出すと火傷する、というイメージがあるかもしれませんが、本当にそうなのでしょうか。まずはメリットやデメリットの両面を理解して、FX取引について整理しましょう。

先に述べた通り、FXはドルやユーロなどの通貨を売買して、その差益を目的とする投資方法です。

メリットは、インターネットを介してどこでも取引ができて、小額から始められるということが挙げられます。利益を出すことができれば、とても効率の良い投資になります。

デメリットは、想定以上の損益を生む可能性があることです。FXで失敗して大損したなどという話を耳にしますが、それはレバレッジが原因です。レバレッジとは、自分の資金量の数倍もの額を取引できる制度ですが、それで失敗すると大きな損失となります。レバレッジを1倍に設定しておくことで、元金以上を失うリスクを回避することができます。

そのため、大きな利益を目的としないのであれば、ハイリスクな投機にはならず、ギャンブル性も低いものだといえるでしょう。

少額投資で海外旅行をおトクに

為替はいろいろな要因で変動するため、必ずこの時期が円高・円安になるというわけではないですが、アノマリーやその他の要素を考慮しながら予想することは可能です。少額でもFX投資を行ってみることで、相場のトレンドが理解でき、結果的に海外旅行におトクに行ける可能性も出てる手段という意味で、FX取引を利用してみるのも“アリ”かもしれません。

TEXT:マネチエ編集部
PHOTO:PIXTA

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