学ぶ 2017.06.15 お金の教育ってどうすればいい? 子どもが金融リテラシーを身につけるためには

日本ではお金の賢い使い方を知らないまま、大人になってしまう人が多いといわれています。これに対して欧米など諸外国では、お金の教育に力を入れているといいます。自分の子どもがお金の知識を身につけるためには何が必要なのでしょうか。学校では教えてくれない、お金の知識を楽しみながら身につけるための方法を紹介します。

子どものお小遣いの実態

金融広報中央委員会の「子どものくらしとお金に関する調査(第3回)2015年度調査」によると、小学生でも7割強が平均1,000円程度のお小遣いをもらっています。しかも、もらうに当たっては「何の前提条件もない」と中高生の7〜8割が回答しています。

アメリカでは「お金は労働の対価として受け取るもの」という教育が早い段階からされています。そのため、休日にお菓子をつくって公園で売ることでお金を得たり、隣家の芝刈りや犬の散歩を引き受けたりして、「労働をしなければお金を得ることができない」と教育されることがあります。家庭においても、積極的にお手伝いをさせることによって、お小遣いを渡しているのです。

一方、日本では「お小遣いは定期的にあげるもの」という習慣があります。アメリカのように、お手伝いのごほうびとして渡している家庭もあるでしょうが、それは望ましくないという否定的な考え方もあるようです。お手伝いは、子どもが自主的にやるのが望ましく、手伝いの対価としてお小遣いを渡してしまうと、「報酬ありきのお手伝い」になってしまうのではないかと考えるのです。

日本では、子どもへのお金の教育は学校ではあまり行われていないため、お小遣いの渡し方だけでなく、お小遣い帳をつけているかなど、家庭での特色が出やすくなっています。子どもの頃からお小遣いをどう使ったのか、残高はいくらなのか、きちんとお小遣い帳をつける習慣が身についていると、大人になってから貯蓄をする時にも役立つでしょう。

お金の知識が身につく3つの方法

では、お小遣い以外でお金の知識を身につける方法はどのようなものがあるのでしょうか。

(1) ジュニアNISAで投資

ジュニアNISAは子どもが18歳になるまで払い戻しができず、取引主体は保護者になります。しかし、親が出資したものについて、子どもと相談しながら投資先を選び運用することが可能です。こうして一緒に投資することで、日本人が苦手とする投資をより身近なものにできるでしょう。具体的には、楽天証券やSBI証券などでジュニアNISAの口座開設ができます。

(2) 外貨両替

海外旅行の際に外貨両替や支払いを子どもと一緒にすることで、その仕組みを考えさせ、為替変動について感覚的に理解させることができるようになります。

(3) 投資アプリ

おつりで運用できる投資アプリなどを使うことでも、子どもにもわかりやすい投資を行うことができます。運用するとはどういうことかを子どもに示すことができるとともに、その運用成績が家計やお小遣いに影響することがわかるでしょう。例として下記のようなものが挙げられます。

・One Tap BUY

One Tap BUYは、スマートフォンで1,000円から株を購入できるアプリです。米国企業30社、日本株ETFを3回のタップで購入できるという手軽さがあります。また、アプリ内で投資に関する漫画を提供しているので、投資への興味を持たせることができるアプリです。

・WEALTH NAVI

WEALTH NAVIはクレジットカードや電子マネーで買い物をした際のおつりで投資ができるアプリです。投資先はロボアドバイザーが選定してくれるので、知識がない状態でも投資を始めることができるようになっています。

経済について子どものうちから身近にしておく

子どものうちは、大人がお金を与えてくれるのが当たり前になっていますが、本来は「労働なしには得られない」ということを体験させることもお金の教育だといえます。

お金の教育を通じて経済が身近になれば、大人になってから投資のカラクリなどに翻弄されることもなく、しっかりと自分の資産を運用していくことが期待できます。子どもと一緒に考えながら投資をしてみることで、時には失敗しながらもお金の大切さや仕組みを伝えていくことが大切ではないでしょうか。

TEXT:マネチエ編集部
PHOTO:PIXTA

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