学ぶ 2017.08.11 こんなにあるユニークな保険 あなたはいくつ知ってる?

保険といえば、生命保険、がん保険、火災保険、自動車保険などを思い浮かべるのではないでしょうか。しかし、世の中にはライブやイベントなどのチケットにかける保険、楽しみにしていた旅行の時に雨が降っていて思ったように行動ができなかった場合などに支払われるお天気保険、ゴルフのプレー中の怪我や用具の破損に備えたゴルフ保険などの一風変わった保険もあるのです。今回は、こういったユニークな保険についてご紹介します。

チケットにかける保険「チケットガード」

怪我や病気で入院・通院が必要になったり、イベント当日の交通機関の遅延や急な出張、ご家族の入院や通院などで、楽しみにしていたライブにいけなくなると、チケット代がもったいないですよね。そういった事態に備えて考えたいのが、チケットにかける保険です。

取り扱いをしているのは世界でも有数のアシスタンス会社、モンディアル・アシスタンス・グループの日本法人です。同社では、ライブやイベントなどのチケットにかける保険商品「チケットガード」(正式名称:不使用チケット費用補償保険)を販売しており、怪我や病気、交通機関の遅延などのやむを得ない事情により、イベントへの参加ができなかった時にチケット代金が補償される仕組みです。

チケット代(1チケット)保険料
~5,000円560円
~7,000円690円
~1万円870円
~1万5,000円1,170円
~2万円1,480円
~3万円2,080円
~5万円3,300円

※チケット1枚あたりのチケットガードの保険料の例

費用の目安として、チケット代金5,000円で保険料560円です。保険料はチケット代金が高くなるにつれて上がり、チケット代金5万円の場合では保険料3,300円ほどになります。

高額のチケットほど参加できなかった時の損失が大きくなるため、チケットガードは一考の価値ありといえるでしょう。チケットガードに加入する場合、アリアンツの公式サイトから申し込むことが可能です。

旅行先の天気に「お天気保険」

夏休みや秋の行楽シーズンに旅行に行く人もいることでしょう。旅行は誰にとっても楽しいイベントの1つです。しかし、旅行先でずっと雨が降り続けていると、事前に立てていた計画を変更せざるを得なくなり、満足の行く旅行にならない場合もあります。そのような事態に備え、ジャパン少額短期保険株式会社が旅行先の天気にかける保険「お天気保険」を提供しています。

「お天気保険」は旅行者が直接申し込む保険ではなく、旅行会社が保険付きの旅行プランを紹介しています。プランは3時間、6時間、10時間の3種類が用意され、旅行日程のなかであらかじめ旅行会社が選択した時間に、全て連続して雨が降り続けた場合に保険金が支払われます。

「1時間雨が降る」の定義は、1時間のうち雨が降り続いていなくてはいけないわけではありません。旅行先の気象庁アメダスで、1時間に0.5ミリメートル以上の降水が観測されれば判定は◯となります。支払われる金額はプランによって大きく異なり、宿泊料金が全額返還されるプランや、旅行代金の中で一定の金額が返還される定額プランが存在します。

ただし、実際に保険金が支払われる場合、旅行会社からは現金では無く割引やポイント、旅行券などで還元される場合もあります。

ゴルフプレイ中のリスクを補償する保険

ゴルフをされる方からすると、知っていて当然かもしれないこの保険。プレイ中の怪我や、ゴルフ用具の破損などに対応する保険がいろいろな保険会社から提供されています。

ゴルフ保険は主に他人への怪我、自身の怪我、ゴルフ用品の破損・盗難に対応している他、ホールインワン、またはアルバトロス(基準の打数から3打少なくコースを終えること)達成時にお祝い金が支払われることも多いです。

たとえば、三井住友海上が提供する「ゴルファー保険」のAコースの場合をみてみましょう。

 Aコース
賠償責任(支払限度額)5,000万円
ゴルファー傷害(保険金額)320万円
ゴルフ用品(保険金額)10万円
ホールインワン・アルバトロス達成時(保険金額)10万円

※保険期間1年の場合

年間保険料3,000円で、上記の補償が受けられます。ホールインワンやアルバトロスで保険金が受けとれるのがゴルフ保険ならではでしょう。

ゴルフ保険は、加入期間が1日単位で選べるプランもあり、ドコモのゴルファー保険などもその代表例です。ネット上ですぐに契約できるものもあるため、思い立ったらすぐに加入できる点が魅力です。補償範囲はプレー中の他人の怪我やものの破損、ゴルフ用品の盗難や破損、プレー中の怪我や病気の補償に加えて、ホールインワンやアルバトロスのお祝い金などです。ただし、手頃に入れる分、補償金額も抑え目になっています。

ゴルフを趣味としている方はプレー中のリスクを抑えるために、ぜひ加入を検討してみてはいかがでしょうか。

まだまだあるユニークな保険!

保険と聞くと、オーソドックスなものを考えがちになりますが、日本では「サバイバルゲーム」時の怪我に対する保険や、狩猟時のための「ハンター保険」などのユニークなものが他にもあります。海外では「胸毛保険」、「宇宙人誘拐保険」や「トラウマ保険」などから、ネゴシエーターの派遣をサポートする「誘拐保険」や、オランダの保険会社によるワールドカップ開催中に社員が休むと保証金が支払われる経営者向けの「ワールドカップ休業補償保険」まで、さまざまなものがあります。

他にもいろいろな保険があるので、もしもの時のために調べてみてはいかがでしょうか。

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