学ぶ 2017.08.18 将来大きく活躍させたいならもはや必須!? 知っておきたい「STEM教育」

2020年から学習指導要領が改訂されます。その中でも、学校におけるプログラミング教育が必修になることは、これまでの日本の教育になかった新しい教育改革ともいえるでしょう。アメリカは豊富な理工系の知識を持つ人材を育成することを国家レベルで重要視しており、注目度も非常に高いといえます。今回は、そんなアメリカ発祥の「STEM教育」について解説します。

STEM教育とは?なぜ重要なのか?

STEM教育とは、「Science」(科学)、「Technology」(技術)、「Engineering」(工学)、「Mathematics」(数学)の頭文字を取って名付けられた教育分野を総称する言葉です。子どもの頃からSTEM教育を行うことは、将来的な科学技術に長けた人材を育成することにつながり、その結果、テクノロジーの世界で他国との競争力を高めることが意図され、アメリカをはじめ多くの国家が取り組みを推進しています。

インターネットの普及やテクノロジーの進化に伴い、多くの職業においてIT活用のスキルが欠かせなくなっています。また、近年注目が高まるビジネストピックである「人工知能(AI)」や「IoT(Internet of Things)」なども、テクノロジーに関するスキルセットを下地に持っている人材の方が有利となっています。

各国がSTEM教育に対して注目しているのは、国際的な競争力を高めるだけでなく、新たな産業領域において、将来的な人材不足に対する懸念も理由の1つとして挙げられます。

そういった背景から、STEM教育への取り組みを推進し、新たなビジネスモデルや優れた人材の創出を目指そう、という流れが多くの国で起こっています。

現在の子どもの教育費の実態について

文部科学省がまとめた「平成26年度子供の学習費調査」によれば、3~18歳の15年間全て私立学校に通った場合にかかる費用は約1,770万円、公立であっても約523万円かかっているとの調査結果でした。加えて、高校まで公立で、大学だけ私立(理系)に通った場合でも、卒業までにかかる教育費用は1,400万を超える、という実態も明らかになっています。その他にも、子どもの将来を考えて習い事に通わせる親も多いことでしょう。

上記のような実態に加えて、STEM教育にも力を入れていくとなると、親としてはさらなる出費を想像してしまうかもしれません。

では、プログラミング教育を含めたSTEM教育とは具体的にどういったものがあるのか、またそれにかかる費用とはどの程度なのでしょうか?

習い事で始められる!STEM教育の主な例

STEM教育は、習い事として気軽にはじめることができるものもあります。以下に例として3つ挙げてみました。

・理科実験教室

いわゆる理科実験を体験できる教室は、1回5,000円~1万円程度の費用がかかるパターンが多いようです。1回から参加できる体験型のコースや、年間コースなど教室によってさまざまな形態があります。子どもの好奇心が高まるようなシャボン玉・空気・ドライアイスなどを使った実験を行っています。科学の世界について興味を持つきっかけづくりになるでしょう。

(参考)学研エデュケーショナルの科学実験教室

・プログラミング教室

プログラミング教室はいろいろなケースがあります。大型ショッピングセンターの中にあるものから、街の中にある教室までさまざまです。プログラミングの基礎を学ぶものから、ロボットプログラムを学ぶものまでさまざまです。月額は1万円前後から3万円ほどです。短期集中スタイルなどもあり、それぞれの子どもの状況に合わせて柔軟に習わせることができるでしょう。

また、文部科学省では無料ツール「プログラミン」を提供しています。

(参考)CA Tech KidsのTech Kids School

・ロボット教室

ロボット作りを通して科学への好奇心・探求心を深め、理数系が好きで得意になれるきっかけを作ります。多くの場合は半年以上の通学型のパターンが見受けられます。月謝は1万円前後かかり、別途入会金(1~2万円程度)や教材費(1~6万円程度)も必要になります。

(参考)アーテックのエジソンアカデミーロボットプログラミング教室

自分で学べるプログラミング学習おもちゃ

また、近年ではSTEM教育を見すえて、自分で作りながらプログラミングを学べるおもちゃもたくさん出ています。今回はソニーグループが出しているプログラミング学習おもちゃを例に紹介します。

・KOOV (株式会社ソニー・グローバルエデュケーション)

KOOVはブロックやLED、モーター、光センサーなど、さまざまな電子パーツを組み合わせ、パソコンやタブレットで組んだプログラム通りに動かすことができる、ロボット・プログラミング学習キットです。

値段はスターターキットで36,880円(税抜き)ということで、第一印象、おもちゃとしては高いかな…と感じるところ。しかし、プログラミング教室に3か月通わせることを考えれば、さほど金額的には変わらず、子どもの自発的な好奇心と想像力も養えるとあって、オススメです。

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・MESH (ソニー株式会社)

さまざまなタイプのセンサータグを使って、身の回りの物をIoT化できるMESHもSTEM教育の一環として取り入れるとおもしろいおもちゃの1つです。子どもの自由な発想と創造力を育むことができ、アイデア次第では家の中での生活が便利になることも?

値段もスターターキットで14,980円(税込)と、比較的手ごろな金額ではじめられます。MESHを使った体験学習プログラムもあるので、まだ夏休みの自由研究が終わっていないお子様にプレゼントして、宿題とSTEM教育の一石二鳥を狙うのも有りですね。

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・toio (ソニー株式会社)

プログラミングなどとは少し異なりますが、ロボットを使って遊びながら創造性を高めていくtoioもまた、ロボットや工学を学ぶ入口として子どもたちの豊かな創造性を育んでくれるおもちゃの1つです。

発売は2017年12月予定で、価格が2万円前後となるようなので、こちらもSTEM教育の一環として視野に入れておくのも良いかもしれません。

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子どもの将来のためにもSTEM教育を試してみては

STEM教育を始めると言っても、方法はさまざま。専用のスクールや体験教室に通うのも一手ですし、子どもが自ら楽しんで学べる学習おもちゃも多く登場してきています。

幼少期から将来を見据えた教育を受けることで、子どもの才能が花開く可能性も大いにあります。どんなものがあるのか、自分の子どもにはどんな教育方法が合っているのかを知るためにも、一度試してみてはいかがでしょうか。

TEXT:マネチエ編集部
PHOTO:PIXTA

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