学ぶ 2017.09.14 ネット銀行のメリットは?手数料無料!高金利!便利なサービス!をチェックしよう
皆さんは「銀行」と聞くとどんなイメージがあるでしょうか。支店の中に待合室があり、お金の貸し借りを行うところ。そんなイメージがあるのではないかと思います。では、近年注目されている「ネット銀行」とこれらの普通の銀行はいったい何が違うのでしょうか。今回は改めて普通の銀行とネット銀行の違いについて解説していきたいと思います。
ネット銀行って、どんな銀行?
ネット銀行では通常、実店舗がありません。支店が店舗として存在しないため、家賃や人件費など運営コストが抑えられているのが特徴です。運営コストが抑えられることで、魅力的な金融サービスを行うことができています。
例えば普通預金や定期預金の金利が普通の銀行よりも高めに設定されていることが多く、振り込みなどの手数料が割安といった利用者にとってのメリットがあります。
「ネット銀行」はウェブサイトやアプリを介して、普通預金口座から定期預金口座への預け入れや振込、外貨取引、投資信託の購入などができ、メンテナンス時間等を除けば、24時間いつでも取引をすることができます。
非常に便利な反面、通信環境が必要となるため、インターネットの通じないところでは取引したくとも取引ができない恐れがある点は注意が必要だといえます。また、現金の引き出しにはコンビニなどでのATM、提携している金融機関で出金することになりますが、実店舗がないため、引き出せるATMが限られる、複数回使うと出金手数料がかかる等の注意が必要です。
セブン銀行ATM | イオン銀行 ATM | イーネット | ローソンATM | |
---|---|---|---|---|
ソニー銀行 | 制限なし | 制限なし | 月4回まで | 月4回まで |
じぶん銀行 | 最大月11回 | 最大月11回 | 最大月11回 | 最大月11回 |
ジャパンネット銀行 | 月1回 | 利用不可 | 月1回 | 月1回 |
住信SBIネット銀行 | 最大月15回 | 最大月15回 | 最大月15回 | 最大月15回 |
※じぶん銀行、住信SBIネット銀行はステージによって無料回数が異なる
ネット銀行 | 普通銀行 | |
---|---|---|
メリット | 普通預金や定期預金の金利が高い | 実店舗が存在するため、現金が引き出せるATMが多い |
デメリット | 現金の引き出しがコンビニや提携銀行などのATMに限られる | 普通預金や定期預金の金利がネット銀行に比べると低い(ただし、インターネット支店では高くなることも) |
ネット銀行ならではのユニークなサービスをご紹介
ネット銀行では、普通の銀行とはまた違ったユニークなサービスを展開しています。
・ソニー銀行
例えば、ソニー銀行は全国9万台以上の提携ATMが利用可能な上、コンビニでも24時間365日、何回でも出金手数料が無料です(一部のコンビニでは月5回まで手数料無料)。
同行では他の銀行から毎月決まった金額を自動的にソニー銀行の自分の口座に送金手数料無料で振り込める「おまかせ入金サービス」があります。1万円以上1,000円単位の金額設定が可能になるので、いくつかの銀行から貯蓄用のお金を手数料なしで集めることもできます。
加えて、毎月1,000円以上1,000円単位での積み立てが可能な積み立て定期預金を利用すれば、自動入金されたお金を定期預金に自動的に振り返ることもできます。
・住信SBIネット銀行
住信SBIネット銀行では、SBIハイブリッド預金というSBI証券の証券口座と連動し、普通預金の金利が大幅にアップする特徴を持ったサービスを展開しています。
また、他行への振り込みが月最大15回まで手数料0円で行うことができるため、手数料の節約を行いたい方にはメリットが大きいといえることでしょう。
・イオン銀行
イオン銀行では、イオンカードセレクトを保有することで、普通預金金利が年0.1%(2017年8月12日現在)適用されます。
イオンの他、ミニストップやまいばすけっとなどのイオングループにあるATMでも現金が引き出せ、出金手数料は24時間365日、何回でも無料といった特徴があります(系列以外のコンビニ等で出金する場合には手数料がかかる場合があります)。イオンを普段から利用する方にとっては、口座を開くメリットが大きいかもしれません。
ネット銀行は安全なの?
ネット銀行では、店舗は無いものの、わからないことがあればコールセンターで聞くことができます。また、紙の通帳がないことに不安を感じる方もいるかもしれませんが、インターネット上で残高の確認もできますし、取引実績も閲覧可能です。
ネット銀行は通常の銀行と同様に、金融庁に登録申請を行い、厳しい審査のもと登録を受けています。銀行業法を始め、さまざまな法令諸規則を遵守することが義務付けられています。なお、預金保険制度なども適用されるので、安心して取引をすることができます。
特徴を理解して普通の銀行とうまく使い分けよう
ネット銀行では普段使わないまとまった資金を定期預金に、普通の銀行では普段使うお金を管理するために普通預金に。こうした使い分けを行うことで、低金利時代でもコツコツ増やしていくことが可能です。
銀行や口座をうまく使い分けていくことが自身の資産を守り、増やす方法として有効なのです。それぞれの銀行の特徴を理解し、うまく使い分けを行ってみてはいかがでしょうか。
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