学ぶ 2017.09.18 敬老の日 おじいちゃんおばあちゃんに感謝を伝える贈り物、相場は?

9月の第3月曜日(2017年は9月18日)は敬老の日です。長寿を祝い、高齢者を敬うという気持ちはずっと大切にしていきたいですね。敬老の日には、家族で感謝の気持ちを伝えたいものですが、贈り物の相場も気になるところではないでしょうか?

敬老の日とは?

敬老の日は「国民の祝日に関する法律」の第2条で制定されている祝日で、「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」記念日であることが明記されています。

敬老の日が始まったのは、1947年です。兵庫県多可郡野間谷村(現在の多可町八千代区)の当時の村長と助役が、「老人を大切にし、年寄りの知恵を借りて村作りをしよう」という意味を込めて、提唱したのが始まりだといわれています。

初期には「としよりの日」と呼ばれていましたが、1963年に老人福祉法が制定され、「老人の日」と呼ばれ、1966年に祝日法で国民の祝日「敬老の日」と定められました。その後の祝日法の改正、ハッピーマンデー制度の導入などを受け、当初の9月15日から9月第3月曜日へと祝日が変更されたのです。

お祝いには家族で食事を

敬老の日のお祝いには、家族水入らずで会話を楽しみながら食事をするのはいかがでしょうか。普段とはちょっと違う、家族みんなで気兼ねなく食事を楽しめる個室つきレストランなどであれば、ランチだと1人当たり2,000~5,000円、ディナーならば1人当たり1万~2万円程度を目安に少し豪華な食事にすると、お祝いの特別感を演出できます。

家でのお祝いならば、外食よりも予算を抑えることができます。ちらし寿司など大勢で楽しめるメニューを手作りして楽しむのもいいでしょう。孫世代も含めて、家族みんなが集まることが、一番のプレゼントになるかもしれません。

節目にはプレゼントが喜ばれる

長寿を祝う節目になる年齢には、プレゼントを贈るのもいいでしょう。それぞれの節目の意味に合わせた贈り物をしてみてはいかがでしょうか。

ちなみに、本来は数え年ですが、現在では満年齢で祝うことが多くなってきているようです。ただし、還暦だけは数え年で61歳、満年齢60歳でお祝いします。

<長寿祝いの年齢と意味>
長寿祝い年齢節目の意味長寿祝いの色
還暦満60歳生まれた年の干支に還ることから、「還暦」と呼ばれる
古希70歳中国の唐時代の詩人、杜甫の詩の一節「人生七十古来稀なり」に由来
喜寿77歳「喜」という字の草書体が七を3つ重ねると、七十七と読めることに由来
傘寿80歳「傘」の略字が八と十を重ねた形で八十と読めることに由来黄・金茶
米寿88歳「米」の字をくずすと八十八と読めることに由来黄・金茶
卒寿90歳「卒」の略字である「卆」が九十と読めることに由来
白寿99歳百から一を引くと「白」となることに由来

(参照:ギフトコンシェルジュRINGBELL HP

それぞれの節目には、長寿祝いにちなんだ色があります。

還暦に赤い頭巾やちゃんちゃんこを贈る風習があるのはよく知られています。他の年齢では特に決まった贈り物の風習はないので、年齢や本人の好みに合わせてプレゼントを選ぶといいでしょう。プレゼントの相場はいくらぐらいが良いのか見てみましょう。

<長寿祝いアイデアと相場>
長寿祝い年齢お祝いアイデア費用の目安
還暦満60歳定年を迎える人なら、長年のお勤め感謝に家族旅行5万~10万円程度
(行き先・人数により変化)
古希70歳若々しい人も多いので、女性はファッションアイテム、男性は趣味のアイテムなど5,000~1万円程度
喜寿77歳家で過ごすことが増えてくる年齢。日帰り温泉旅行など、外で過ごす時間を贈る3万~5万円程度
(行き先・人数により変化)
傘寿80歳孫の成長とともに会える機会が減った人には、家族写真アルバムやビデオレターなど5,000~1万円程度
米寿88歳長寿祝いの色である、黄色のフラワーアレンジや黄色いひざ掛けなど5,000~1万円程度
卒寿90歳デイサービスや病院などで外に行く機会のある人には、履きやすい靴や軽いダウンジャケットなど実用的なもの1万~2万円程度
白寿99歳家で快適に過ごせるように、柔らかな毛布やクッションなど。グルメな人には好きなお酒や和菓子を名前入りで1万~2万円程度

ギフトコンシェルジュRINGBELLが発表する敬老の日にもらってうれしいプレゼント2017を見てみると、おじいちゃん、おばあちゃんともにもらって嬉しいもので挙げられるのは「食べなれている食べ物・飲み物」「健康を気づかったもの」「暮らしの中で役立つもの」「記念に残るもの」などです。そのことを考えると長寿の節目の記念を感じさせながらも普段の生活の中で使用できる実用的なものが喜ばれるのではないでしょうか。

感謝の気持ちを伝える

還暦といってもまだまだ現役の人も多く、高齢者と呼ばれることに抵抗を感じる人も少なからずいらっしゃいます。そのため、敬老の日の長寿のお祝いにもマナーを心がけましょう。

それでもやっぱり、敬老の日のお祝いは家族が集まり一緒に過ごすいいきっかけです。今年は家族みんなで集まって、これまでの感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。

TEXT:マネチエ編集部
PHOTO:PIXTA

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