学ぶ 2017.10.02 一眼レフ? コンデジ? 運動会におすすめのカメラ入手法とそのコスト

今年も運動会のシーズンが近づいてきました。子どもの運動会に合わせてカメラを新調したい、と考えている人もいるのではないでしょうか。カメラというと一眼レフを思う人もいるかもしれませんが、実は購入以外にもレンタルなどさまざまな選択肢があります。そこで、運動会で活躍するカメラの種類と価格について、新しく買う場合とレンタルする場合ではどのように違うのかを考えてみましょう。

■選択肢 A「買う」

運動会だけでなく、他にも家族旅行や日々の生活の中でカメラを使いたいのならば、購入を検討しましょう。カメラと一言でいっても、種類も価格も色々あるため「どのカメラが自分に向いているのか?」と悩む人も多いようです。

まずカメラは大まかに分けて4つの種類があります。

1. 一眼レフ

一眼レフはレンズ交換式のカメラです。大きく重さもあるので、持ち運ぶのは大変ですが、大きく印刷しても綺麗に写ります。ペットや小さい子どもなど、よく動く被写体は一眼レフが良いでしょう。暗いところでもそれなりに綺麗に撮影できますし、手の込んだ仕上がりにしたい時は専用のダイヤルで簡単に調整ができます。

一眼レフは10万円以上するものが多いなど高価になるので、財布とはよく相談をしましょう。

2. ミラーレス

ミラーレスも一眼レフ同様のレンズ交換式のカメラです。ミラーレスは一眼レフの半分位の大きさなので、バックに入れて持ち運べるため、旅行などにも使いやすく便利です。

実際の仕上がりを液晶で確認できるので、比較的簡単に写真撮影ができます。SNS等に載せるのであれば、ミラーレスがおすすめです。

3. 高倍率コンデジ

コンデジとは、コンパクトデジタルカメラのことを言います。薄くて軽く、ポケットに入れて持ち運べるサイズのため携帯性は抜群です。高倍率に対応しているものなら運動会でもアップで撮影することができます。

また価格も安く、1万円前後から購入できます。ただし、画質やシャッタースピードは一眼レフに比べると劣ります。

4. ハンディカム

ハンディカムは、片手で持てるコンパクトなビデオカメラです。画像撮影と長時間の動画撮影が1台で対応でき、その分メモリも大容量のものが内蔵されています。ただし画像撮影の画質については、一眼レフには及びません。

カメラの購入方法は?

カメラを購入できる場所は、大きく分けて3種類あります。

・ 量販店

商品を直接手に取ることができ、分からない事があれば、その場で店員に聞くことができます。ただし量販店まで行く手間がかかる上、ネットで購入する場合に比べて価格が高めの傾向があります。

・ オンラインショップ

多数存在するECサイトから選ぶことができます。同じ商品を選ぶにしても、店舗がない分、価格競争が激しいため、安く購入できるチャンスがあります。量販店ECサイト経由の購入でも、量販店同様にポイントが貯まるなどのメリットもあるでしょう。実際に商品を見ることができないため、商品説明やレビューに頼って購入しなければならないという側面があります。

・ フリマアプリ

フリマアプリは、出品者が自分で自由に価格を決められるため、型落ちした新品の商品が格安で手に入るなど、掘り出し物に出会える可能性があります。一方で商品の選択肢が少ない、手数料がかかる場合があるなどのデメリットがあります。

以下は購入場所別に見た、おおよその価格帯の比較表です。購入する際の参考にしてみてください。

種類量販店オンラインショップフリマアプリ
一眼レフ
ミラーレス
3万8,000円~180万円3万5,000円~95万円1万4,500円~4万円
高倍率コンデジ9,000円~61万6,000円7,800円~27万円3,500円~1万円
ハンディカム1万1,000円~26万6,000円3,000円~26万6,000円1,000円~10万円

(量販店「ビックカメラ」、オンラインショップ「Amazon」、フリマアプリ「メルカリ」 ※2017年9月時点)

例えば、初めて本格的なカメラに挑戦する時に、一眼レフにするかミラーレスにするのか、どのカメラが良いのかを実際に量販店で製品に触れる、店員に聞いてから自分に合うものを購入するのが良いでしょう。一度確認してからネットで購入すれば、後から使いづらい、操作が難しい、やっぱり量販店に足を運べばよかったと後悔することがないのではないでしょうか。

■選択肢 B「レンタルする」

カメラには、レンタルという選択肢もあります。「カメラはあるけれど、運動会は性能の良いカメラを使いたい」「購入を検討している機種をまずは試してみたい」という人は、レンタルを検討してみてはいかがでしょうか。返却の手間はかかりますが、高いカメラを奮発して買ったのに失敗した……という事態を避けることができます。

では実際買った場合とレンタルした場合では、値段はどれくらい違うのでしょうか。一眼レフ、コンデジ、ハンディカムでそれぞれ同機種を買った場合と借りた場合で比較してみると、以下のような結果となりました。

商品名購入した場合レンタルした場合(2泊3日)
Canon EOS 6D MarkⅡ
(一眼レフ)
24万3,000円1万6,240円
Nikon COOLPIX-A10
(コンデジ)
9,000円3,080円
SONY FDR-AX40
(ハンディカム)
9万5,000円9,520円

(量販店「ビックカメラ」、レンタル「ビデオエイペックス」 ※2017年9月時点)

SDカードやメモリも確認しておこう

カメラ本体以外にも購入しておきたいのが、SDカードやメモリです。容量が少ないカメラだと、撮れる枚数がその分少なくなります。動画の撮影ができるデジカメの場合は、更に容量が必要になるため、カメラにどれくらいの容量が内蔵されているのかを確認するだけではなく、SDカードにどれくらいの容量が必要なのかも凡そ検討を付けておくのが良いでしょう。

SDカードは容量や内容にもよりますが、数千円で購入できます。記録できる目安は下記を参考にしてみてください。

記録できる目安
ファイル16GB32GB64GB128GB
写真(36M/エクストラファイン)630枚1,250枚2,500枚5,000枚
4K動画(100Mbps)18分37分75分150分

引用:SONY HP

自分に合ったカメラを見つけよう

「せっかく買うなら画質のいい一眼レフを!」と奮発して購入する家庭も多いかもしれません。運動会をきっかけに一眼レフを極めるのも良いでしょう。しかし、一眼レフはカメラの扱いに慣れていないと機能を使い切れずに持て余す可能性もあります。

一眼レフ初心者はまずはレンタルして使ってみる、手頃な一眼レフからスタートしてみる、という選択肢もおすすめです。カメラは高価な買い物ですので、長期的な目で検討しましょう。

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TEXT:マネチエ編集部
PHOTO:beeboys/Shutterstock.com

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