学ぶ 2017.11.20 学びながら楽しむ お金に関する映画5選

秋も深まってきました。寒くなると外に出るのがおっくうになるもの。休みの日は家の中でゆっくり過ごしたいと思う人もいるのではないでしょうか。そこで、映画を見ながら家でお金に関する知識を蓄えるのはいかがでしょう。映画を見ながら金融用語やお金に興味を持てば、いつもとは違った学びが得られるかもしれません。

お金にまつわる映画5選

■『インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実』

公開:米国版は2010年、日本版は2011年

2008年に起きたリーマンショックをテーマにした映画『インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実』は、第83回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞しています。リーマンショックでアメリカの金融業界がどう変わったかを描いたドキュメンタリー映画です。映画を通じて金融業界だけではなく、世界経済の仕組みが分かるようになります。

■『マネー・ショート 華麗なる大逆転』

公開:米国版は2015年、日本版は2016年

映画『マネー・ショート 華麗なる大逆転』も2008年に起きたリーマンショックがテーマです。この映画は第88回アカデミー賞脚色賞に輝いています。『インサイド・ジョブ』に比べると専門的な金融用語が多く出てくる映画です。

しかし、映画の中で難しい金融用語をかみくだいて表現してくれることから、映画を見るだけで難しい金融用語の意味が分かるようになります。映画の中で出てくる専門用語を調べながら見ると、金融にも強くなるかもしれません。

■『ハゲタカ』

公開:2009年

ハゲタカ』はNHKで高視聴率を取って、一大ブームを巻き起こしたTVドラマの映画版です。企業のM&A(買収)などについて触れており、実際にM&Aが起きると株式市場にどのような影響を与えるのかを、映画を通じて学ぶことができます。

株式売買はデイトレードや長期投資だけではなく、企業そのものを買う意味でも使われる手段だということが学べるのではないでしょうか。

■『紙の月』

公開:2014年

紙の月』は第27回東京国際映画祭では観客賞と女優賞、第38回日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞、そのほかにも多数の映画賞を受賞している映画です。原作は角田光代の小説です。主人公の女性は銀行の契約社員として普通に働いていたものの、徐々にお金遣いが荒くなっていきます。最終的には自分ではどうすることもできなくなり、会社にある巨額のお金を使い込んでしまいます。

この映画を見ると、物を買う願望と、自分の家計の収支をよく見比べ、お金について慎重に考えることが必要だと気づかせてくれます。

■『バブルへGO!!タイムマシンはドラム式』

公開:2007年

最後に紹介するのは1980年代の日本をテーマにした映画『バブルへGO!!タイムマシンはドラム式』です。預貯金、為替、株式などの話をする時に必ずと言っていいほどバブル時代の話が出てきます。今の経済状況を考えるときに、マクロの視点から見るとバブル期は比較するための良いポイントと言えます。

今のミレニアル世代(1980年から2000年代に生まれた世代)は、バブル期の記憶が鮮明に残っている人は少なく、バブルがどのような時代だったのかイメージがわきにくいのではないでしょうか。この映画では、バブル期の日本の様子を実感することができます。バブル期の日本と現在を比較すると、当時とは違う物価や経済の流れ、フィンテックを推進する現代、加速する物事のスピードが理解できるかもしれません。

紹介した映画はバブルやリーマンショックの話から、株式やお金の使い方までジャンルはさまざま。これらの映画を見ると、お金について押えておきたいポイントや、お金の使い方を検討し、資産形成をする上で参考にしたい事柄を確かめることができます。

映画鑑賞も進化している

映画鑑賞と言えば、従来は映画館に行くか、TSUTAYAなどのレンタルショップで借りたビデオやDVDを家で視聴するのが主流でした。しかし、現在ではサブスクリプションサービスを使って、自由にどこでも時間を気にせずに映画を見ることができるようになりました。

サービス名月額使用料視聴上限数
AmazonビデオAmazonプライム・ビデオとレンタル、購入で金額が異なる作品によって異なる
U-NEXT月額1,990円(税抜)見放題
NETFLIX(プレミアムコース)月額1,450円(税抜)見放題
Hulu月額933円(税抜)見放題

注釈)NETFLIX(ベーシックコース):月額650円(税抜)/NETFLIX(スタンダードコース):月額950円(税抜)(各種資料より編集部作成)

配信動画の数は異なるものの、オリジナルコンテンツに力を入れているところもあれば、提携を増やし、配信タイトルを充実させているところもあります。

いくつものサービスに加入している人もいるかもしれませんが、毎月何本の映画や動画を見るのかをよく考えましょう。見ない月が続くようであれば、いったん解約するのもひとつの手です。月額で見ると高額ではない利用料も、毎月積み上がると大きなお金になります。

サブスクリプションサービスの費用も意識しながら、秋の夜長に映画を見て楽しみながらお金の勉強をしてみませんか。

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