学ぶ 2018.04.24 単身で住宅ローンを組む際に注意したい、6つのポイント

厚生労働省「平成28年度 婚姻に関する統計(※)」によると、夫婦とも初婚の場合、結婚する年齢の平均は、夫30.7歳、妻29.0歳となり、ここ10年間で夫・妻ともに1.2歳、晩婚化が進んでいることが分かりました。近年は男女問わず、単身でマイホームを購入して自立を望む人もいます。

しかし、単身で住宅ローンを組むことにリスクはないのでしょうか?また、審査に通りやすい条件はどのようなものでしょうか?それらの不安要素を解決するために単身で住宅ローンを組む際に注意すべきことを確認していきましょう。

■単身でも組める住宅ローンはどんなもの?

住宅ローンとは、家を購入する際に借りることができるローンです。返済期間は、年収や職業、借入額の金額などで違いはあるものの、20年、30年、35年など長期間に及ぶことがあります。

単身でローンを組む場合も、条件は同じです。かつては、単身で組むのは難しいと言われていましたが、近年では単身で住宅を購入したいと希望する人が増えたこともあり、単身でも住宅ローンが組める時代になりました。

■単身で住宅ローンを組む際に注意! 6つのポイント

単身で住宅ローンを組むときにはさまざまな注意点があります。あらかじめ確認しておくことが肝心です。

【その1】借入額は無理なく返済できる金額に抑える

単身の場合、怪我や病気、失業などで収入が途絶えたとき代わりに支払ってくれるパートナーがいないことが大きなリスクとなります。そこで、リスクヘッジのために借入額をなるべく抑えることが重要です。

年齢、現在の預貯金、昇給や転職の可能性、定年までの年数などを加味して、借入額は無理なく返済できる金額に設定しましょう。頭金を多く支払い、借りる金額が少ないと金利も抑えられるので、住宅ローンを借りる前に頭金を貯蓄しておくのも大切です。

【その2】返済額を今の家賃と比較しないこと

例えば、現在8万円の家賃を無理なく支払えていたとしても、住宅ローンの返済額を8万円に設定するのは危険です。不動産を所有するとローン返済に加えて、さまざまな税金が必要となります。たとえば、不動産取得税、固定資産税、都市計画税、マンションの修繕費などがそれにあたり、その他、将来に向けてリフォームの資金を貯蓄する必要もでてきます。

月々の返済金額を決める際は、住宅ローンの返済以外に必要になるお金も含めた上で計算する必要があります。

特に、現在返済中のローンがある場合は返済シミュレーションをしっかり行って、無理のない返済額を計算しましょう。

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【その3】ワンルームにこだわらず少し広めの部屋も検討する

住宅ローンの返済は長期間に及びます。その間に、結婚、親との同居など思いがけないライフスタイルの変更があるかもしれません。単身者はファミリー世帯と比べて自由度が高い分だけ、ライフプランが変わりやすいという一面もあります。

単身なのでワンルームで十分だと結論を出してしまう前に、将来、家族が増えたときのことも考えて、広めの部屋も検討してみましょう。

【その4】最初から賃貸に出すことを目的にしたローンの借入れはNG

ローンはあくまでも住む家のための費用を家や土地を担保にして借入れします。そのため、あらかじめ賃貸に出す事を目的にしてローンを借りることはできません。しかし、住宅ローンを組んだ後に転勤によって住めなくなる場合には賃貸に出すことも可能でしょう。ただし、賃貸に出した場合は住宅ローン控除が受けられなくなります。

【その5】住宅ローンは完済時の年齢を意識した借入れを

金融機関によって完済時の年齢設定は異なりますが、80歳までの35年長期ローンを組む場合には45歳までには借入れを行う必要があります。40歳を超えると住宅ローンの審査に通りにくくなると言われていますので、借入時期にも注意が必要です。

【その6】老後の生活資金の確保も重要

一生住める部屋を確保すれば、老後も安心できるかと言えばそうではありません。単身者の場合、老後資金を備えるのも単身で行うのが基本です。ローンの返済に追われて貯蓄ができないと、将来の生活が破たんしてしまう危険がありますので、返済計画の際には貯蓄計画も考慮しましょう。

■結婚後パートナーの扶養に入ったらローンの支払いはどうなるの?

結婚をして、パートナーの扶養に入った際には、住宅の所有権も変更する必要があるのでしょうか?

答えはノーです。変更することも可能ですが、その場合、財産を夫(もしくは妻)に贈与したとみなされて贈与税がかかります。ローンの名義を変更して返済を続ける、もしくはパートナーの名義で借り換えを行う場合も同様です。

また、結婚して住み替えた場合、ローンが残ったままで売却しても問題はありません。売却したお金でローンの残りを支払うことも可能です。

■将来のライフスタイルの変化に備えて準備が肝心

単身でも無理なく住宅ローンを完済するためには、借りる前にライフプランをしっかり確認することが大事です。今の環境が一生続くとは限りません。収入が減少しても無理なく返済ができるよう資金計画を立て、また結婚などライフスタイルが変更しても慌てないよう想定して準備をしておくことが肝心です。

また、借りる前に頭金を多めに用意して借入額を抑えるのは、単身で住宅ローンを返済するための大きなリスクヘッジになります。まずは頭金の貯蓄に取り組んでみてはいかがでしょうか。

厚生労働省「平成28年度 婚姻に関する統計」

TEXT:マネチエ編集部
PHOTO:PIXTA

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