学ぶ 2018.08.24 絶品お菓子をお得に購入!社会貢献にも繋がる新サービス『ロスゼロ』登場

規格外・シーズンを過ぎたなど、様々な理由で廃棄されてしまう『フードロス』を削減しお得に美味しく生まれ変わらせる【ロスゼロ】がサービスを開始しました。高級なお菓子が格安で購入できる、その秘密に迫ります。

■フードロスは日本の社会問題。様々なサービスが展開中!

2014年に環境省・農林水産省の出した推計によると、本来食べられるにも関わらず廃棄されてしまう食品、いわゆる『フードロス(食品ロス)』の量は年間約620万トンでした。これは世界の食糧援助量の2倍近い値。もちろんフードロスにはなま物も多く含まれるため一概に全てが悪とは言い切れませんが、改善が必要なことは見て明らか。

最近では事業都合で販売されなくなった製品などを流通させる【蔵出し.jp】や、閉店時間などで捨てざるを得ない食事をレスキューできる【TABETE】【Reduce Go】など、様々な方面でフードロスを減らすサービスが登場。売れ残りが不足する(?)という不思議な現象が起こるなど、いまやフードロス改善は一大ブームと言っても良い、社会的な流れとなっています。

■老舗メーカーの苦悩。フードロスの削減は難しかった

もちろんフードロスの問題は老舗メーカーも抱えています。名前が売れているからこそ『訳あり商品』や『シーズン後の特売』といった売り方ができないのです。残念ながら、一度やってしまえば消費者からは「あの店はセールを待つほうがお得」と思われてしまい、通常品の賞味期限が切れてしまうなど、ブランド価値を損なうだけでなく、結局フードロスも増えてしまう結果に。これでは誰も得しません。

そこに目を向けたのがロスゼロです。取り扱う商品は老舗メーカーのお菓子に特化。規格外・シーズンを過ぎているなど、食品としての品質には全く問題のないお菓子を、完全なオリジナル商品として販売します。これならフードロスをカットできるだけでなく、ブランド価値も損なうことはありません。まさに『新しい流通』と呼べる、素晴らしいサービスです!

■逆に欲しくなる! フードロスから生まれた『絶品お菓子』

【冨士屋製菓】三色福豆


誰もが一度はやったことがあるであろう『節分』にも、フードロスの問題が。年中行事なのでフードロスと頭の中で結びつきにくいですが、節分の豆もれっきとした食品。売り切ることができなかった余剰分は季節モノということもあり、フードロスとなってしまいます。

売れる量だけ作れればいいのですが、冨士屋製菓本舗はその製造技術の高さへの信頼から、毎年多くの注文が集まります。それら一つ一つに応えなければいけないのが老舗の辛いところでもあり、応えられるのが老舗たる所以──宿命ともいえるでしょう。もちろん曜日・天候など、予測できない事情で完売できないと分かっていても。

大豆の賞味期限は約1年。しかしながらやはり福豆は節分のイメージが強く、節分後に出荷される量はごく僅かです。そんなまだ食べごろの大豆を美味しく生まれ変わらせたのが、赤・緑・白のパステルカラーで彩られた三色福豆! かわいらしいだけでなく、元が元だけあっていくらでも食べられます。

【サロンドロワイヤル】規格外ナッツチョコレート


チョコレート界のミシュランとも呼ばれる祭典『サロン・デュ・ショコラ』にて2018年度金賞を獲得した、京都の老舗ショコラティエの規格外ナッツチョコレート。ナッツの大きさやチョコのコーティングに差があるものの、その品質はまさに一級。捨ててしまうのが信じられません。本当に言われなければ分からないほど……。

サロンドロワイヤルの商品は、過去にもたくさんの賞を獲得しています。品質が高いからこその受賞、求める品質が高いからこその規格外品。「まずは味を知りたい」「低価格で美味しいチョコを食べたい」など、どんな理由でも絶対に満足することうけあいです。

■社会の損を得へと変える、ロスゼロの『5方よし』の考えかた

社会全体で考えなければいけないフードロスの問題ですが、こういった必要悪的仕組みの是正には大抵、関わる誰かが損を被らなければいけません。ロスゼロの提唱する『5方よし』では、フードロス問題に関連する合計5者が、誰も損しないようにできています。

1.食品メーカー

規格外・形状不良など、これまで廃棄していたお菓子をロスゼロに提供。フードロス削減という社会問題解決の一翼を担います。提供したお菓子の売り上げがカンボジアの教育支援や自立支援につながるため、CSR活動(社会貢献活動)にもなります。

また、提供するお菓子はロスゼロのオリジナル商品としてアレンジ・販売を行うため『既製品のたたき売り』といったような、メーカーのブランドイメージを損なう心配もありません。

2.食品購入者

「美味しいものを食べたい」「ブランド菓子を低価格で楽しんでみたい」という顧客ニーズに、ロスゼロが価格面・品質面で応えます。消費者が【ストーリー】を求める風潮が高まる昨今において、ロスゼロでの購入が『フードロス』という社会問題の解決につながるなど、時代にマッチした仕組みとなっています。

3.カンボジアの子供たち

ロスゼロの売り上げの一部は、カンボジアの子供たちの教育支援や自立支援のために寄付されます。具体的には【教材購入・寄付】【トイレセットの設置】【教育支援・職業訓練提供のNGOに寄付】というもの。長期的な視点でカンボジアの人々が豊かな生活を送れるよう、教育水準を少しでも上げるための支援を行っています。

4.フードロス問題を抱える社会全体

日本におけるフードロスは社会問題になっています。2018年3月には東京都が『東京都食品ロスもったいないフェスタ』というイベントを主催するなど、行政が力を入れて取り組み始めている問題について、その問題解決の一端を担います。

5.ロスゼロ

これまで日本において、フードロス問題はNPO法人や行政などが主体となって行ってきた領域。つまりほとんど黒字になることは考えず、いずれ資金不足で息切れしてしまうということを意味しています。ロスゼロは目先の数値ではなく、しっかり企業として成り立たせることで、持続力をもってフードロス減少問題を牽引する企業を目指しています。

■協賛パートナー募集中!

フードロス問題は現状、まだまだ未開拓の分野。逆に言えばこれからの可能性が広がっているということ──ロスゼロでは食品の提供会社を募集中です。フードロスに悩んでいる方は、一度相談してみてはいかがでしょうか。

もちろん広い意味では協賛パートナーに一般消費者も含まれます。ロスゼロのお菓子を買うだけで社会貢献できる、だけでなく! 一流ブランドのお菓子を安価で食べられます。とっても気持ちの良いサービスなので、ぜひ使ってみてくださいね!

公式サイトhttp://www.losszero.jp/

 

TEXT:マネチエ編集部

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