学ぶ 2019.02.06 ブラックリストに載ってクレカが作れない?……携帯電話を買う時に注意しておきたいこと

最近では、ちょっとした支払いでもクレジットカードで済ませるという人が増えています。クレジットカードの保有率は今や8割超、1人あたりの平均保有枚数は3.2枚※といわれるほど普及しています。

JCB「クレジットカードによる総合調査 2016年度」

また、なかにはスマホ本体や高額の家具・家電などの料金を分割払いにして、毎月支払いをしているという人もいるでしょう。この支払いが滞ると、一定期間クレジットカードを新たに作るのが難しくなることがあります。

これは月々の支払い漏れがあると「信用情報」に影響するためです。この状態を「ブラックリストに載る」といいます。クレカ利用分の返済が遅れ、返せない状況が一定期間続いた場合もブラックリストに載ってしまいます。

■ブラックリストとは

借金やローンの返済を延滞すれば信用情報に影響します。これは携帯やスマホ本体の代金の分割払いでも同じことがいえます。ここで問題になるのは、毎月の「電話代・通信料」ではなく、分割払いにした「携帯電話・スマホ本体の料金」の部分の支払い遅延です。

クレジットカードを発行したり、お金を貸したりする金融機関は、利用者に返済能力があるのかを判断するために、収入情報や勤務先の情報を提出させるほか、信用情報機関の記録情報から借入状況や取引事故を起こしていないかを確認、審査します。信用情報に問題があると、クレジットカードの新規の発行が認められないこともあるわけです。

■自分がブラックリスト入りしているかどうかは確認できる

口座に入金するのが1日遅れた、支払いが1日遅延したなど、やむを得ない事情で毎月の口座引落日に間に合わないこともあるでしょう。こうした場合、すぐさまブラックリストに載ってしまうのでしょうか。

実は、自分の最新の情報は、個人信用情報機関で確認できます。日本には以下の3つの信用情報機関があります。信用情報登録期間とは、ブラックリストから名前が消えるまでにかかる期間のことです。

・信用情報登録期間:延滞情報5年、多重整理5年、自己破産などの官報情報は10年、多重申込み6ヵ月
・信用情報開示方法:開示方法は郵送のみ
必要書類:登録情報開示申込書、1,000円分の指定金融機関で発行された定額小為替証書、本人確認書類(2点)

・信用情報登録期間:延滞情報5年、多重整理5年、多重申込み6ヵ月
・信用情報開示方法:開示方法はインターネット(パソコン、スマートフォン)、郵送、窓口
インターネットの開示の場合:手数料(クレジットカード一括払い)、専用フォームで入力し、その場で確認
郵送の場合の必要書類:開示申込書(信用情報開示申込書)、1,000円分のゆうちょ銀行発行の定額小為替証書、本人確認書類
窓口開示の場合:本人確認書類、現金500円

・信用情報登録期間:延滞情報5年、多重整理5年、多重申込み6ヵ月
・信用情報開示方法:開示方法はインターネット(スマートフォン)、郵送、窓口
インターネットの開示の場合:指定のQRコードより読み取り、開示手数料1,000円を支払う、開示結果は郵送される
郵送の場合の必要書類:開示申込書(信用情報開示申込書)、1,000円分のゆうちょ銀行発行の定額小為替証書またはクレジットカードでの支払い、本人確認書類
窓口開示の場合:本人確認書類、現金500円
各信用情報機関によって確認方法や手続きが若干異なりますので、内容をよく確認してから手続きを行うようにしましょう。

■ブラックリスト入りしないために

ブラックリストに載ると、一定期間は新しいクレジットカードやローンの申し込みをしても否認されます。ブラックリストから名前が消えるまでには、上で紹介したように5年や10年かかります。自分の信用情報に傷をつけないために、たとえば以下のような工夫が必要です。

●口座引落とし日の前日までに必ず必要金額を入金しておく

クレジットカードやローンの引落としは毎月決まった日に行われます。そのため、引落とし日の前日までに引落とし口座に入金しておきましょう。金融機関によって口座から引落とす時間が異なるため、引落とし当日に入金しても間に合わない恐れがあるためです。

●リボ払いや、キャッシングをすべきかよく考える

手数料の高い借り入れを無計画に行えば、支払総額が雪だるま式に膨れ上がるおそれもあります。特にリボ払いは利率が高いことが多いので、安易に利用しないようにするべきでしょう。

■クレジットカードの使い方は慎重に

携帯やスマホの支払いについて、毎月支払っている額のうち、いくらが通信料でいくらが本体の代金か、はっきりと把握できているでしょうか。上で紹介したように、本体の代金と通信費とでは、位置づけが異なることは知っておいたほうがよいです。

またネット通販の普及のおかげでクレジットカードを使うシーンは多くなっています。商品やサービスを先に手にし、支払いを先延ばしできるクレジットカードはたしかに便利です。

しかし、支払いに問題があるとブラックリストに名前が載り、住宅ローンなどを組みたい時に組めなくなるかもしれません。そうならないよう、将来のためにお金の管理はきっちりとしておきましょう。

TEXT:マネチエ編集部
PHOTO:PIXTA

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