備える 2016.10.26 初心者でも安心! ファイナンシャルプランナーに相談するために知っておきたい基礎知識
安心・安全な未来を目指すために、マネーについて相談したいという人も増えています。そんな時、頼りになるのがファイナンシャルプランナー(FP)です。そもそもFPとはどんな役割の人なのか、どんな相談ができるのか、あらかじめ知っておきましょう。
FPへの相談可能範囲は広い!
日本FP協会のWebサイトを見ると「FPに相談できること」として以下が挙げられています。
家計の管理、見直し/税制の解説/保険の選び方、見直し/教育資金のプランニング/住宅ローンなどの資金相談/資産の運用、金融商品の紹介/介護、医療費の相談/年金、社会保険の利用の仕方/老後の生活設計、資金計画/相続、贈与のアドバイス
まさに、教育から老後まで、生活に密着したお金問題全般の相談に乗ってくれる「マネーのプロ」ということが分かりますね。
ファイナンシャルプランナーは2タイプ
FPは大きく2つに分類されます。
- 企業系FP
- 独立系FP
企業系FPとは、企業に属して業務のなかで相談に乗ってくれるファイナンシャルプランナーを指します。一方独立系FPとは、独立して事務所などを構え、専業で相談に乗ってくれるFPを指します。
企業系FPは銀行や保険会社など金融機関に所属していて、その会社の金融商品などを紹介、解説するのが仕事です。特定の商品について詳しく、しかも無料で解説してくれるため、資産運用や貯蓄などの目的がある場合は参考になるでしょう。
一方、独立系FPへの相談は基本的に相談自体が有料になりますが、中立的な立場でお金のアドバイスをしてくれます。マネーの課題、悩みに応じて相談するFPをチョイスするとよいでしょう。
FPを探すときのポイントは?
FPを選ぶ時のチェックポイントは大きく2つ。
- 住宅や保険、家計管理などの「得意分野」
- 相談やプランニングなどの対価である「相談料」
また、どんなFP資格を持っているかも確認しましょう。現在、FPの資格として、国家資格であるFP技能士1~3級、日本FP協会が認定するAFP 、CFPがあり、このうち、CFPは国際ライセンスとなっています。有資格者なら安心とは一概にいえませんが、1つの目安になります。
自分でインターネット上から検索してもよいですし、日本FP協会のサイト上にある「CFP認定者検索システム」を利用するのもおすすめ。相談に応じてくれる分野、所在地などでサーチすることができます。
気になる料金体系は、日本FP協会の調査(平成23年ファイナンシャルプランナー業務調査)によると、1時間当たりの相談料は1万円未満が66%。なかには3,000円程度で気軽に相談に乗ってくれるところもありますし、初回は無料相談ができる事務所も存在します。Webサイトなどを見て確認してみましょう。
将来の自分、家庭を守れるのは企業や国ではなく、今のあなたのマネー知識です。マネーのプロのサポートを活用し、安心・安全な将来を目指していきましょう。
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TEXT:マネチエ編集部
PHOTO:PIXTA
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