備える 2017.08.30 「掛け捨て保険は安い」は本当? 終身・掛け捨てを比較するポイント

医療保険には終身保険と、掛け捨て保険があります。掛け捨ての保険は、月々の支払額が比較的安めなので、お得だと感じている人も多いのではないでしょうか。その一方、掛け捨て保険は解約後に何も残らない保険でもあります。保険は加入者の状況や目的などによりお得かどうかが変わってくるため、事前の確認が欠かせません。今回は終身と掛け捨てについて、お得に加入するための比較ポイントについて解説していきます。

終身と掛け捨ての違いとは

終身型と掛け捨て型の保険は、どのような違いがあるのでしょうか。以下に主な特徴をあげてみました。

 終身貯蓄型医療保険掛け捨て型医療保険
月額保険料の変動加入時の年齢によって違いがあるが、加入後は毎月同額年齢に応じて保険料が上がっていく
月額保険料の金額相対的に高め。相場として1万円以上相対的に安めで、1,000円前後のタイプもあり
保障一定年齢や、一定期間加入すると保険料の還付を受ける事ができる。商品性がシンプルで保障機能に特化している。
解約返戻金あり。解約のタイミングによって返戻額に変動ありなし

加入期間が決まっている場合と生涯加入予定の保険、どっちがいい?

例えば、下記の条件の場合は終身と掛け捨てではどのように違うのかを比較してみましょう。

  • 30歳女性
  • 保険期間終身
  • 入金給付金:10,000円
  • 手術給付金10万円
 月額保険料80歳まで払い続けた時の払込総保険料
貯蓄型4,260円2,556,000円
ただし、70歳時に2,044,800円の還付あり
支払保険料合計は511,200円
掛け捨て型2,250円1,350,000円

表にすると、上記のような例になります。短期の保障が希望であれば、希望の加入期間中はきっちり保障がつきながらも、月々の負担が軽めな掛け捨てタイプの保険がよいでしょう。

終身タイプは、終身加入中や払込終了後に万が一資金が必要になった場合、途中解約することができます。その場合、解約後は保障がなくなってしまうので注意が必要です。しかしながら貯蓄の一環として利用するという手段にも使えるので、将来の目的を考えながら加入する保険のタイプを選ぶといいでしょう。

要注意! 昔の終身保険では保障の範囲外も

保険の内容は時代とともに大きく移り変わっています。そのため、保障の内容についてもしっかりと確認する必要があるでしょう。

現在の医療保険では、日帰り入院や入院1日目から保障があるもの、がんに対する保障が手厚いもの、災害によるケガへの保障など、保障の範囲が幅広くなっています。これは現代の医療技術の発展に伴い、日帰り入院や短期入院が可能になったことで、全体的な治療期間が短くなってきたことが要因となっていると考えられます。しかしながら昔の終身保険だと、昔の医療技術に沿った保障内容となっています。

例えば入院初期の保障も、5日目・8日目からなど免責日数がある保険が昔の主流でした。がんに対しても、1回しか診断給付金が受け取れないタイプや、診断給付金そのものが保障されていないタイプもあります。

以前から加入し続けている終身保険がある場合は、一度保障内容を確認し、必要であれば保障内容を補うような、掛け捨てタイプの保険へ加入することも検討してみるといいでしょう。

まずは人生設計から始めてみては

終身と掛け捨て、どちらか一方がいいということはなく、それぞれにメリット・デメリットがあります。加入時点の年齢など、人によって考慮する項目もさまざまですので、まずはライフプランを立て、自分や家族がどんな人生を歩み、そこにはどんな保険が必要になるかを考えるところからスタートしてみることをおすすめします。

保険の為に割くことができる金額に応じて、両方に加入するという手段もあります。自分の人生設計にあった保険に加入するといいでしょう。

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