備える 2018.04.10 結婚後に見直しをしていない人必見! 主婦の生命保険は最低保障で十分!?

主婦に必要な生命保険の保障額をご存じでしょうか。独身時代に加入した生命保険、結婚後に見直しを行わなかったために、病気や事故など万が一に備えているつもりが家計を圧迫しているケースもあります。そこで、主婦にとっての生命保険について考えてみましょう。

■生命保険に入る目的を明確にすること

生命保険文化センターの「平成28年度 生活保障に関する調査《速報版》」によると、自分自身の怪我や病気への不安の有無に関する質問に、90.1%の人が「不安がある」と答えています。また、72.9%の人が生命保険に加入し、それらの不安に備えているというデータも公表されています。

生命保険とは、「もしもの場合の不安」に対する備えです。「大きな怪我や重い病気にかかり手術や入院をした際にかかる高額な治療費」や「万が一死亡した際に残された家族を支えるための費用」などを、保険会社に保障してもらい不安に備えることが目的です。

高額な死亡保障のついた生命保険ほど、より不安に備えることができると言えますが、主婦の場合は一概には判断できません。厚生省の「平成28年度 簡易生命表」によると男性の平均寿命は約80歳なのに対し、女性は87歳。女性の方が男性に比べて平均寿命が長いため、夫が先に他界する可能性が高くなります。

また、平均寿命で死亡した場合、子どもは自立している年齢であることが多く、残された家族を支えるためという目的は意味が薄れている場合もあります。そのため、主婦が死亡保障のついた生命保険に入る目的は、葬儀にかかる費用に備える目的があると言えるでしょう。そう考えると、給付額が1,000万円を超える高額なプランは払い過ぎかもしれません。

■独身時代に入った保険は結婚後には必要ではないかも

死亡保障の付いた生命保険のほかに、結婚前に「パッケージ型保険」に加入した人は見直しを検討しても良いでしょう。なぜなら、独身時代は生涯おひとりさまである可能性を鑑みた保険設計をしていたかもしれませんが、結婚すればパートナーの存在を意識する必要があるからです。

更に、乳がんなどの女性特有の病気に備える女性医療特約も見直し対象です。あらゆる保険に備える医療保険に加入していれば、解約しても構いません。ただし、女性特有の病気に備える保険は、その保険や特約でしかカバーできない場合もあるので、商品内容をよく確認することが大切です。

また、会社員の場合、健康保険組合から給付金がもらえる場合があります。更に「高額療養費制度」を利用すれば、多くの人が毎月の医療費の負担を8万円程度に抑えられます。ほかにも商品内容を見直すことで、不要な保険や特約を確認できたり、「どのような条件で、いくら給付金がもらえるのか」なども判断しましょう。

■貯蓄型と掛け捨て どっちがお得?

貯蓄型の方がお得と考える人もいるでしょう。しかし、年々、生命保険の金利は下がっているため、今の生命保険は貯蓄には向かないおそれもあります。

では、どのような生命保険がおすすめなのでしょうか。35歳女性の場合で考えてみましょう。。

◎ソニー生命

加入者1人1人に必要な保障をライフプランナーが検証する「オーダーメイドの生命保険」です。実際に行われた加入者とライフプランナーとのやりとりがサイトに多数掲載されているため、自分と同じ不安を持っている人を探すことで、必要なプランが簡単にわかります。

月払保険料4,045円
入院1日5,000円(ただし、5日以降の入院)
保証期間60歳までの払込で一生涯
給付金

手術給付金(5・10・20万円のいずれか)と死亡給付金が50万円ついている

(参考:低解約返戻金特則付 総合医療保険&専用特約
被保険者:35歳、1入院での支払限度は120日型
保険期間:終身、保険料払込期間60歳までの場合

◎オリックス生命

ネット保険「医療保険 新CURE」は日額5,000円コースの場合、保険料は約2,900円。病気やケガによる入院・手術は一生涯保障。7大生活習慣病や約1,000種類の手術を保障し、先進医療にかかる技術料も2,000万円まで保障。更に、一生涯の死亡保障特約が付けられるのも魅力です。

月払保険料2,942円
入院・日帰り入院から対応可能
・1日5,000円コースの場合は、1日5,000円
保証期間終身払
給付金

手術給付金
・入院中1回につき10万円
・外来受診2万5,000円
・先進医療やがん診断
・がん入院1回につき50万円
・がん通院1回につき5,000円

(参考:オリックス生命)
被保険者:35歳、がん充実プラン。1入院での支払限度は60日型
保険期間:終身

■生命保険は定期的な見直しを

今回は主婦の保険について考えてみました。今はこれが最善だと思っていたとしても、ライフイベントやライフプランの変化によっては解約を検討したり、別の商品が必要になる場合もあります。ただし、結婚する時には一度生命保険の内容を見直して、本当に自分にあったものなのかを考えるのが得策でしょう。ついつい忘れがちになっている人は見直しをしてみてはいかがでしょうか。

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