備える 2018.07.13 子どもが遊んで友だちをケガさせちゃった! もしもの安心「保険」
我が子は可愛くて仕方のないものですが、一方で行動の予測がつかず、怪我をしないかハラハラさせられてしまうこともあるでしょう。自分だけならまだしも、他人の子どもを怪我させてしまったら……という最悪のケースも想定しておかなければなりません。
では、もし仮にちょっとした不注意で自分の子どもが他の子どもを怪我させてしまった場合、お詫びやお見舞いはどうすれば良いのでしょうか。その方法や、もしもの時でも安心な保険に関して、ご紹介していきます。
■子ども同士が遊んでいて怪我してしまうのは、どんな時?
例えば、お友だちとかけっこをしている時、すべり台やジャングルジムに上った時、おもちゃの剣でチャンバラごっこをしている時……子ども同士が遊んでいるシーンにおいて、ありとあらゆるところに怪我のリスクが潜んでいます。
かけっこをしている時に転ばせてしまったら?すべり台の上でお友だちとぶつかったら?おもちゃの剣が意図せず目や口に入ってしまったら?大人であれば、事前にある程度の危機を予測できるので、こういった状況を避けることもできるでしょう。しかし、子どもの場合は、そうはいきません。子どもの行くところに怪我あり。それくらいの認識を持っていても、何ら大げさではないのです。
■子どもが怪我させた!?その時のお詫びや支払う費用とは
もしも自分の子どもが他の子どもに怪我をさせてしまった時は、それ相応の対応をしなければなりません。
菓子折りを持参して直接お詫びの挨拶をしにいくというケースもあるようです。菓子折りはあまり安いものでも失礼ですし、逆に高すぎるのも相手に気を遣わせてしまうことになるので、配慮して選ぶのがよいでしょう。
また、怪我の程度が大きかったり、高価なモノを壊してしまったりした時は、その分のお金を別途払う方がよいかもしれません。たとえば「遊んでいて相手の服を破ってしまった」場合は、新しい服が買えるくらいの金額を渡すなど、状況に応じた対応が必要になります。
もちろん、大切なのは謝罪する心です。「お金を渡したんだから文句はないだろう」という態度はよくありません。注意しましょう。
■保険や補助金、助成金はあるの?
とはいえ、いくら気を付けていたとしても、予想外のことが起こるのが子育ての常ですし、軽い怪我で済めばまだしも、もっと規模の大きな事件になってしまったら大変です。
そういった時のために、子どもの「もしもの時」に利用できる保険が、実はたくさんあるのです。
以下に代表的な保険を記載します。
保険名 | 概要 | 対象年齢 | 補償対象 | 金額 |
---|---|---|---|---|
園児総合保険 | 手ごろな保険料と3つの安心が組み合わさった保険制度 | 小学校卒業まで | 他人さまへの償い、お子さま本人のケガ、扶養者の方の万が一 | 333円~/月 |
ぜんちのあんしん保険 | 知的障がいなどのあるお子さま本人とその家族用の損害賠償保険 | 5歳~74歳まで | 事故による器物破損や、他人に対する怪我など | 1,600円~/月 |
個人賠償責任保険 | 1世帯の1人が加入すれば、ご家族全員を保障する個人賠償責任保険 | 0歳~19歳まで | 日常生活における偶然な事故で、他人に怪我をさせたり、他人の物を壊したりしたことで、法律上の賠償責任を負った場合 | 140円~/月 |
■子どもの怪我は仕方ない。だからこそ真摯な対応と万全の備えを!
怪我や賠償を恐れて子どもを遊ばせないようにするのは、難しいでしょう。むしろ、遊びの中での怪我や事故を通して、加減を身につけ、大人になっていくとも言えるのです。
だからこそ、怪我を恐れるのではなく、万が一の時に正しく対応できるようにしておく必要があります。
自分たちを守っていくためにも、今回ご紹介した保険を活用するなどして、いざという時に慌てないようにしたいものですね。
TEXT:マネチエ編集部
PHOTO:PIXTA
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