貯める 2017.02.23 話し合っておきたい、共働き夫婦のお金の管理方法

昨今、女性の社会進出が進み、共働き夫婦が増えています。それに伴い、家庭におけるお金の管理方法も多様化しているようです。では、具体的にどんな管理方法があるのでしょうか。一般的な管理方法4つを、それぞれのメリット・デメリットとともにご紹介します。

1. 共同口座・共同財布で管理

1つ目は、夫婦共同の口座もしくは財布を用意し、互いに一定額を入金する管理方法です。金額については、同額を設定する夫婦もいれば、収入額に応じて差異をつける夫婦もいます。共同口座もしくは財布のお金は家計用として、家賃や駐車場代、公共料金、食費などの支払いに利用します。

・メリット

自分の口座に残ったお金はそれぞれのお小遣いとして自由につかえます。残業代などの臨時収入もそのまま自分のものになるので、モチベーションアップにつながることも。また、夫婦双方が家計支出を把握できることもメリットの1つです。

・デメリット

共同口座以外など、互いの貯蓄状況が把握しにくいという点。また、家計用とお小遣いのどちらを使えばいいか迷うようなものを買う際、その都度相談しなくてはならず、面倒なところも。なお、共同口座を利用する場合、日本の銀行では2人名義の口座はつくれないので、どちらかの名義でつくらなくてはなりません。

2. 分担制

2つ目は、支出項目別に夫婦で支払いを分担するやり方です。分担の仕方はそれぞれですが、たとえば夫が忙しく、銀行に行ってお金を引き出す余裕がなかったりする場合は、固定費を担当してもらうとスムーズ。夫が家賃、駐車場代、公共料金などの固定費、妻が食費や生活用品代、交際費などの流動費の支払いを担当します。

・メリット

夫婦それぞれが銀行にお金を入れたり、相手にお金を手渡したりといった手間がなくなるのが最大のメリット。また、担当分を支払ったら、手元に残ったお金はそれぞれが自由に使えます。

・デメリット

流動費を担当すると、月によって支出が大きく変動する可能性があります。気づかないうちに、赤字になってしまう可能性も。家計簿をつけたり、臨機応変に調整したりといったマメさが必要となります。

3. 妻が一括管理(お小遣い制)

3つ目は、夫婦の収入を妻が管理し、お小遣いだけを夫に渡すというやり方。お小遣いの金額は、収入から見込み生活費等を差し引いて算出したり、夫と話し合ったりして事前に決めます。昔から一般的であると考えられていたパターンです。

・メリット

家庭内のすべての収支を一括管理し、全体を把握するのに便利です。しっかりやりくりすれば無駄遣いを防ぎ、効率的に節約したり貯蓄したりすることもできるので、妻が家計管理を得意とする場合に適しています。

・デメリット

夫が収支を把握できないことや、お小遣いの金額に不満を持つ可能性があります。また、最近はクレジットカードや電子マネーの利用も便利になっているため、夫がお小遣い以上の金額を使用してしまう危険性にも注意が必要です。

4. 夫が一括管理(生活費先渡しパターン)

4つ目は、夫婦の収入を夫が管理し、各月の給料日に1カ月分の生活費と妻のお小遣いに該当する金額を妻に渡すパターン。妻はそこからやりくりし、夫は手元に残ったお金を使います。

・メリット

生活費については、毎月渡される金額のなかでやりくりするため、余計な支出が押さえられます。しっかりやりくりすれば無駄遣いを防ぎ、効率的に節約したり貯蓄したりすることもできるので、夫が家計管理を得意とする場合に適しています。

・デメリット

妻が夫の収入・貯蓄を把握することができないため、仮に夫が散財していたとしても気づきにくいというデメリットがあります。妻が夫を信頼し、安心して管理を任せられる状態にあることが必須のやり方です。

夫婦で話し合ってルールを決めることが大切

共働き夫婦の一般的なお金の管理方法を4つご紹介しました。これ以外にも、夫婦どちらかの収入だけでやりくりをし、どちらかの収入はすべて貯蓄にまわすという新たなパターンもあり、夫婦の数だけお金の管理パターンも存在するような状況です。

なにより大切なのは、夫婦でライフプラン表などを作成するなどしてライフプランをよく話し合い、最も適したお金の管理方法や使用ルールをつくることです。

また、各管理方法のメリット・デメリットには、“把握”というキーワードがたびたび挙がりました。共働きというのは、互いの生活や、それに伴うお金の使い方が見えにくいものです。収支を“見える化”し、夫婦ともに家庭のお金の流れを把握できるよう努力していくことが望ましいでしょう。

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TEXT:マネチエ編集部
PHOTO:PIXTA

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