貯める 2017.11.24 家計簿の付け方はザックリでOK。お金が貯まらないと嘆く人必見!

貯蓄を始めようと思う時、家計簿をつけてお金の流れを把握するのが良いと思う人もいるでしょう。しかし、実際に家計簿を始めてみるものの、細かいのが面倒になり途中で挫折することもあります。しかし家計簿は、継続こそが大事なポイントです。継続するためにもまずは、費目が少ない「ざっくり家計簿」から始めてみるのはいかがでしょうか。

ざっくり家計簿とは?

「ざっくり家計簿」は1円単位の金額よりも、何にどれくらい使っているかを重視します。そのため、1円単位の端数を気にせず、100円単位でつければ十分です。

費目は下記の4つに分けましょう。

  • 消費…毎月必要なもの(家賃、光熱費、食費、車両費など)
  • 投資…自分にとって投資価値があるもの(習い事代、書籍代など)
  • 浪費…無駄遣い(衝動買い、必要以上の飲食代など)
  • 貯蓄…預貯金(普通預金、外貨預金、iDeCo、投資信託、外国債券など)

ざっくり家計簿は、通常の家計簿に比べて費目が少ないのがポイントです。食費、光熱費、交際費など、分けようと思うと費目が多く、レシートを見ながら「これはどの費目だろうか?」と考えるだけで時間が経過し、結局家計簿をつけるのが億劫になるかもしれません。しかし、費目が4つに限定されれば、考える時間が短縮でき、効率よく分けることができます。

ただし、消費・投資・浪費・貯蓄のどれに該当するのかは、その人の価値観によって異なります。例えば本を購入したとしましょう。この本が自分のキャリアアップなど将来のために必要なものだと思えば「投資」に該当します。もし、衝動的に購入してしまい、後から振り返るとそこまで必要だったのかどうかはっきりしないというものは、「浪費」に該当します。

家計簿をつける中で消費・投資・浪費・貯蓄のどれにするのか迷うことがあるかもしれません。その場合は、いったん「その他」にしておきます。続けるうちに、「その他」のものも徐々にどの費目に分類するのか分かってくるため、これは「その他」ではなくこの費目だというのが分かったら、その他から該当する費目に移します。

具体例

・会社の同僚とよく食事に行く。浪費のようにも思えるが、毎月決めた金額は友人との食事代に充てると決めているものの、どちらか判断がつかないので「その他」にした。後日、自分のお金の内訳を検討し、毎月決めた金額は食事代にすると決めたので「消費」に分類することにした。

・奮発して長く使えそうなコートを購入した。高価だったので、浪費ではないかと思うものの、長く使うならもとが取れるのではないかと思い、判断がつかず「その他」にした。その後、自分が思った以上によい品物だと思い、「投資」に分類した。

このようにして、どの費目が多いのかによって、自分のお金の使い方の癖をつかむことができます。その癖をチェックすることで、自分の改善ポイントをつかむことができるのです。

まずはざっくり家計簿を1カ月つけてみよう

家計簿は、毎日必ずつけなければならないと考える人もいるかもしれません。しかし、ざっくり家計簿は何にお金を使っているのかを知ることが第一なので、毎日つける必要はありません。

レシートは空き箱など決まった場所に入れておいて、ある程度の枚数になったら確認します。ただし、あまり枚数が増えると家計簿をつけるのが面倒だと感じる可能性もあります。最低でも週に1回程度は何に使ったのかを見る癖をつけて、その週のお金の使い方を把握するようにしましょう。

レシートを貰わなかったとしても、スマホのメモアプリなどに登録しておくようにして、使途不明金が出ないように工夫することが大切です。

1カ月経った頃には自分が消費、投資、浪費、貯蓄のどの費目が多いのかを把握できるようになります。把握できれば、後は意識して改善するだけです。

家計簿をつけたことに満足せずPDCAサイクルを回そう

ざっくり家計簿をつけて改善項目が見つかったとしても、行動しなければ貯蓄体質にはなりません。「お金が貯まる人・貯まらない人の違いって何?」でも紹介したように、PDCAサイクルを回してより良い改善方法を見つけましょう。

徐々に浪費が投資や貯蓄に変われば、いつの間にか貯蓄体質になっているかもしれませんよ。

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