貯める 2019.04.25 貯金のかなめは冷蔵庫! 月1万円貯蓄するための賢い冷蔵庫活用術
冷蔵庫の中身をお金に置き換えると、一体いくら入っているのでしょうか。節約する際は、つい固定費ばかりに目がいきがち。ですが冷蔵庫の使い方を改めるだけで、月に1万円程度の貯蓄ができる場合もあるんです。忙しくても無理なく、食事の質や量を落とさずにできる、冷蔵庫の活用術を体験談と共にご紹介します。
Cさん:パート31歳、年収100万円
夫:会社員33歳、年収400万円
子ども:長男3歳、長女2歳
・現在は都内の社宅で暮らしている
・家賃は相場の半額で5万円だが、子どもの成長に合わせて引越しを検討中
・冷蔵庫は450Lのファミリータイプ
・食費は毎月7.5万円
【その1】冷蔵庫を整理して月に3,000円節約
冷蔵庫の中はいつも綺麗に整頓されていますか? 特売の日に買った食材を冷蔵庫に詰め込んでいいたら要注意。冷蔵庫の中は整理して、何がどれくらいあるのか常に把握できるようにしておきましょう。
▼冷蔵庫整理のポイント
・棚に食材を並べる量は80%がベスト
・すべての食材を一目で確認できるようにする
・調味料など、賞味期限が長めのものは、扉にリストを貼るなど気を配る
・扉裏に置くドレッシング類は1列に収まる数だけに抑える
・野菜室は奥から詰め込まず、立てて並べて鮮度を管理
・子どもが残した飲み物やおやつは、子どもの手の届く高さに置く
・冷蔵庫に保存できる適切な量を把握する
実際、私自身も昔は食材を無造作にポンポンとしまっていました。テレビ番組で冷蔵庫の整理整頓と見える化で節約ができることを知って実践してみました。
▼冷蔵庫の整理で気づいた無駄なもの
- ・ドレッシングが使いきれていない。賞味期限近くでも半分以上残っているものも
- ・特売で買ったバターが使い切れず、消費期限が切れていた
- ・残りものをタッパーが冷蔵庫の奥に。いつのか分からず捨てることに
- ・野菜に使いにくいしなびた野菜
これらを買っていなかったとしたら、約3,400円も浮いていたことが分かりました。無駄をなくし、整理整頓するだけで、これだけ違ってくるんです。
【その2】チルド室を活用!作り置きで月5,000円節約
冷蔵庫を整理して中身が見えるようになると、次に意識が向くのは食材のを使いきり。これには作り置きが最適でした。まとめて作ってチルド室に入れておけば、温めるだけで食べられるので、日々の時短にも効果的ですよ。
▼作り置きをするときのポイント
- ・食材をチルドする際は1回分ずつ小分けにする
- ・一度の料理でまとめて野菜を多めに下ゆでして保管。他の料理に流用する
- ・冷凍に向かない食材は、冷蔵できる期間で使い切るようにする
- ・小分けの際に購入日を貼っておき、見えるようにする
肉・魚・野菜などの生鮮食品は、使い切れなければそのぶん無駄なお金を使ったことになってしまいます。購入したものは使い切る意識を持ちましょう。これだけで月5,000円ほどの節約になりました。
私の場合は、肉と野菜を使い切れないことがありましたが、いつ購入したか・消費する期限はいつまでかを書いておくことで、野菜スープやカレーなど、いろいろアレンジしながら食卓に並べることができるようになりました。
【その3】アプリで料理のレパートリーを増やして月2,000円節約
料理のレパートリーを増やしていくのも、節約に大きな効果があります。作れる料理が増えれば、おのずと旬の安い食材を使うようになったり、使い切り率もグッと上がります。
実際に私も、クックパッドやクラシル、ゼクシィキッチン、レシピde冷蔵庫を活用し、ありあわせの食材で作れる料理を増やしました。それまではお惣菜を買うことが多かったのですが、最近のレシピサイトでは動画もあり、手順が分かりやすいので、見よう見まねで作ることができるようになりました。
このように無駄な廃棄をなくして使い切ることに意識を向けると、食材を使い切るためにはどうしたらいいのかという方向に考えが向くようになり、行動した結果2,000円の節約に結びつきました。
■節約した1万円を積立預金することで貯金習慣が生まれた
冷蔵庫を整理し、コツコツと改善を続けていった結果、毎月1万円の節約ができるようになったCさん。この浮いた1万円を毎月預金していった結果、その通帳を見た夫も節約に積極的になり、今では食費以外の無駄遣いも減ったといいます。節約したお金はすぐに預金専用口座に移し、着々と引越しに向けて準備が進んでいるそうです。
食費の節約にと安い食材を大量に買って余らせてしまう人は、今回のケースを参考にしてみてはいかがでしょうか。料理の腕も上がるので、一石二鳥ですよ!
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TEXT:マネチエ編集部
PHOTO:PIXTA
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