貯める 2018.06.26 旅行費用を計画的に貯めるための3つの方法

夏休みなどの長期休暇を利用して、旅行を計画している人もいるのではないでしょうか。楽しく充実した旅行にするためには、その実現に向けてしっかりお金を準備しておくことも大切です。今回は、旅行資金を無理なく計画的に貯金する方法を解説します。

■まずは目標設定が大事!

旅行のための貯蓄に取り組むときは「何のために、いつ、いくら」必要なのかを、はっきりさせておくことが重要です。

ぼんやりと「お金が貯まったら旅行にでも行きたいなぁ」という人と、「来年のゴールデンウィークは海と買い物を満喫するために、4泊6日でハワイに行く!このビーチでゆっくりくつろいで、あの有名なお店でご飯を食べて、素敵なホテルに泊まって。そうなると必要なのは30万円くらいか……ということは、今からなら月2.5万円ずつ貯めていけばクリアできる!」と考えている人では、実現度がまったく違います。

旅行計画が具体的であればあるほど「お金を貯めるぞ!」というモチベーションが続きやすく、積極的に頑張れるので、お金を貯める前でも、まずは旅行計画を練ってしまいましょう。

■預け先を考える

節約して捻出したお金を、どこに預けるかでも意外と差が出てきます。たまたま口座を持っている銀行で適当に普通預金に入れておくよりも、おトクな方法があります。

1. 定期預金

定期預金はあらかじめ6カ月や1年など一定の期間を決めて貯金をしておける仕組みで、普通預金よりも高い利子が付くのが特徴です。大手銀行の普通預金だと0.001%などの超低金利でなかなかすぐに増やすことはできませんが、定期預金に強い地方銀行やネット銀行の定期預金なら0.5%を狙えるところもあります。その差、なんと500倍です。

2.目的別口座

1つの銀行口座の中で、目的ごとにお金を分けて貯金できる「目的預金」というサービスがあります。

名前も自由につけられるので「ハワイ旅行資金」や「長男の教育資金」などと設定しておけば、それ以外の目的では使わないように意識できますし、それぞれの貯金の進み具合も一目でわかります。目的別口座サービスを提供している銀行は多いわけではありませんが、使いこなせば貯金の強い味方になってくれます。

3. 旅行積立

旅行積立は、旅行会社や航空会社で取り扱われているサービスです。毎月コツコツ旅行代金を積み立てていくと、満期には払った金額より大きい金額の旅行券や航空券がもらえる、という内容になっています。

一度契約すれば毎月自動的に口座から引き落としされていくので、貯金が苦手という人でも勝手に旅行資金が貯まります。旅行積み立てで貯めたお金は旅行にしか使えない、というデメリットはありますが、その分利率が0.8%~3%と高いためおトクです。

<旅行積立のサービス例>
JTB「たびたびバンク」
ANA「旅行積立プラン」

ちなみに、旅行資金を貯める手段として意外と向いていないのは、株式投資投資信託NISA(少額投資非課税制度)など資産運用系です。これらは、先ほど出てきた3つの預け先のどこよりも多くお金を増やせる可能性を秘めていますが、値動きがあるため、必要なタイミングで必要な金額が確保できるか分かりません。投資系サービスは短期的な貯金目的ではなく、「老後」のための貯蓄など、長期的に取り組むのに適しています。

■旅行費用は早めにため始めよう

「今年のゴールデンウィークには旅行に行きたかったけど間に合わなかった……」という人は、今から来年のために最高の旅行計画を立て、旅行積立などを利用して計画的に貯蓄しましょう。

特に子どもと一緒に旅行をしたいと思う人は早めに動くことが肝心です。まだまだ時間はあると思っていたら、あっという間に大きく成長してしまうのが我が子というもの。いつのまにか旅行に行く時間もとれなくなってしまった、ということにならないように、今から家族の思い出をたくさん作りましょう。

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