貯める 2018.09.07 中国旅行を検討するあなたへ!今からお金事情を知っておこう

中国は、グルメや観光スポットのほか、都会的な街並みから伝統的な風景など、魅力的な要素が詰まった国です。そのため、海外旅行に行く際の候補地として検討する人も少なくないでしょう。しかし、いくら日本と同じアジア圏とはいえ、言葉も違えばお金の支払い方にも違いがあります。

そこで今回は、中国に旅行へ行く際に気をつけるべきマネーのポイントについてまとめました。紹介する内容を参考に、素敵な旅行を楽しんでくださいね。

■中国のマネー事情

旅行の際に勝手が分かりにくいものと言えば、その国独自のマネー事情でしょう。物価の水準はどれくらいなのか、現金はどれくらい持っていけばいいのかは旅行する際に最も気を付けるべきことです。

こと中国において着目したいのは電子マネーの普及です。Alipay(支付宝/アリペイ)やWeChat Pay(微信支付/ウィチャットペイ)といった電子マネーが利用できる中国では、2017年時点でモバイル決済の普及率が77%に達しています。もはや現金支払いは少数派なのかもしれません。

中国ではもともと偽札の問題がありました。そんな中、中国国内で広く使われている通販サービスの「Alibaba」や、中国版のLINEである「WeChat」がキャッシュレス支払いサービスに参入したことも後押しして、電子マネーが急速に普及したのです。

■中国に旅行したとき、どのような支払い方法があるの?

中国を旅行する時にはお金のことについては気をつけておきましょう。中国は電子マネーが普及しており、店舗によっては現金払いだと渋い顔をされるところもあります。

一方、クレジットカードには注意が必要です。

なお、中国で最も有名なのはUNION(銀聯)カードです。このクレジットカードは中国人民銀行という大きな銀行が主導してできた会社が発行している、世界でも有数のカードです。日本でも作ることはできますが、旅行のためだけに作るのは手間かもしれません。

日本で一般的なクレジットカードがすべて中国でも対応しているかといえば、そうではありません。全く使えないもの、使えない場所があるものも。たとえば、VISAカードは中国でも使用できる場所が多いのですが、JCBカードは利用できない場所もあります。

そのため、中国へ旅行する時には念のために複数のクレジットカードを持っていくのがよいかもしれません。

■クレジットカードに抵抗がある人はデビットカードやプリペイドカードを

クレジットカードを複数持っていくのが不安だという人はデビットカードやプリペイドカードを活用するのはどうでしょうか。VISA系列のデビットカードを持っている人は、中国で利用可能かを確認してみましょう。

デビットカードの紛失が不安な場合は中国のプリペイドカードを持つのも手です。ただし日本では活用することはできませんし、デポジット機能もありません。

■中国の電子マネーは使える?

「AliPay」「WeChat Pay」は、訪日外国人用に日本でも支払い可能な場所が増えてきました。しかし、それらの支払い方法は中国で開設した銀行口座を登録しなければ使用できません。アプリをダウンロードしただけでは活用できないので注意しましょう。

また、近年日本でも盛り上がりをみせている仮想通貨も同様です。中国国内では仮想通貨の規制が厳しくなっており、通常のお店で使うのは難しい状況だといえます。

■中国へ出国前の両替にはLINE Payが活躍する場合も!

クレジットカードもなんだか不安だという人は現金をあらかじめ両替しておくのが一番です。銀行や旅行代理店などをはじめ、両替できるところは数多くありますが、実はLINEも外国為替への両替を行っています。

LINEにはLINE Payという決済サービスがあり、渡航前にあらかじめ中国人民元や香港ドルに両替しておくことができます。実はLINE Payの両替手数料は銀行や旅行代理店よりも安いです。まれにキャンペーンも行っているので、そういったタイミングや、為替レートが円高の時に両替しておくのもよいかもしれません。

なお、LINE Payで両替した外国通貨は羽田空港国際線、羽田空港国内線、福岡空港国際線、博多港にあるSBJ銀行で受け取りできます。また、両替した紙幣を自宅や勤務先、空港などの指定受取先に届けてくれるサービスもあります(配送料は5万円以上で無料、3万円以上5万円未満は300円、3万円未満は600円)。

■中国旅行はさまざまな支払いを意識しておこう

中国では、日本国内に比べて圧倒的に電子マネーが普及しています。日本とは逆で、現金支払いに対応していない店舗もあるほどで、旅行中に戸惑う場面があるかもしれません。

中国は今現在も発展と変革が著しいため、今後決済できる手段が増減することも当然あるでしょう。クレジットカードやデビットカード、現金は当然として、渡航前に十分な情報収集をしておくことが大切です。

facebooktwitterlineB!

マネチエでは身近なお金の話題をお届けしています
この記事を気に入っていただけたらフォローをお願いします!

ページトップ