貯める 2019.03.01 家計簿のつけかたはこれでいい?理解を深めて出費をコントロールしよう

TwitterなどSNSを見ると、家計簿をつけていてもメリットを実感できていないという人が多いようです。成果が感じられないと続かなくなってしまいます。せっかく家計簿をつけ始めたのなら、収支の改善につなげたいもの。そのメリットとコツを確かめて長続きさせましょう。

■家計簿について振り返り!つける効果・メリットを改めて確認

既に家計簿をつけている人であっても、なぜ自分が家計簿をつけ始めたのかを振り返り、つけるメリットをあらためて確認しておきましょう。家計簿をつけるメリットの1つは「何にいくら使ったか可視化され、出費が適切かどうか確認できる」ことです。

買い物したときは必要だと思っていたものでも、あとで振り返った時に必要なかったことが判明したり「食費にお金をかけすぎた」「被服費が安く済んだ」といった詳細も把握できます。それによって、それぞれの支出が「本当に必要だったのかな?」と振り返ることができるのです。

もう1つのメリットは「貯蓄が増やしやすい」こと。不要な出費を抑えられるだけでなく、月々どの程度の出費があるのか把握できます。収支の状況が分かれば、支出が少ない月に多めに貯金するなど貯蓄がしやすくなり、出費が増える月に向けて計画的に貯めておくこともできるでしょう。

■つけやすく見やすい家計簿を目指す

現在すでにつけているという人は、まず使っている家計簿そのものを「見やすいかどうか」という観点から見直してみましょう。家計簿は記入すること自体が目的ではありません。後で振り返った時に見やすいことが重要です。これまでつけた時の記憶から、どんな家計簿なら記入しやすいか・見直しやすいかを考えてみましょう。

なお家計簿のつけ方のコツとして「収支項目の分類はあまり細かくしない」ことが挙げられます。家計簿をつけるのに慣れてくると自分なりに細かく分けられるようになりますが、最初のうちはあまり細かく分類しないことです。あまり細かいとつけるのも振り返るのも面倒になって続かなくなるからです。

分類に悩みやすい「変動支出」には食費、交際費、医療費、交通費、雑費、美容・衣服費などありますが、迷った時は「その他」にしてしまうなど、あまり厳密に考えないことが大切です。

また、クレジットカードは引き落とし日ではなく、カードを使って支払った日に金額を書いておきましょう。そして締め日に、それまでの期間に使った額を計算するのです。引き落とされる予定の額が分かれば、事前に口座にお金を入れておくことができます。

■家計簿をさらに有効活用するためのポイント

家計簿をつけることに慣れたら、次に「予算決め」に挑戦してみましょう。事前に食費や娯楽費などをいくらまでに収めるか決めておくのです。

家計簿は過去を振り返るログ(記録)ですが、予算決めをすることで将来もコントロールできるようになります。最初は月単位など大まかに設定し、予算内に収まらなくても気にしないことです。試行錯誤するうちに適切な予算の組み方が分かり、慣れてくると週単位でも細かく使う予定が決められるようになってきますよ。

■つけ方に正解はない、習慣になるまでコツコツ続けよう

家計簿は長期間つけることが重要です。慣れてくれば分類も記入も正確になり、予算と実際に使った額の差を比較できるなど、家計への理解が深まり、収支を改善できるようになります。

家計簿のつけ方に正解はありません。自分がつけやすく続けられるような家計簿を選び、記入する方法やタイミングも自分なりに工夫するとよいでしょう。せっかくつけ始めたのなら、習慣になるまでコツコツと続けましょう。

TEXT:マネチエ編集部
PHOTO:PIXTA

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