編集部 2017.07.23 朝霧JAMの準備は万端!? 秋フェスもしっかり楽しもう!
フジロックも終わり、夏の予定も消化されていく最中だとは思いますが。しかし野外フェスシーズンは秋も続くのです。そう、秋の野外音楽フェス代表格「朝霧JAM」が10月に待っている!ということで今回は朝霧JAMについて語ります。音楽ファンは年がら年中、音楽の話が好きなのです。(2017年8月3日更新)
今週開催のフジロックフェスティバルのアフターパーティー的位置づけとなる朝霧JAM。2017年も無事開催の運びとなり、出演アーティストも発表されました。
この朝霧JAM、わたしとしてはフジロックと並んで一番大好きな音楽フェスでもあります。だからこそ、フジロックの記事は書いて、朝霧JAMの記事は書かない、なんて選択肢はなかったのです。
ということで、今回は朝霧JAMの魅力とその費用について、ご紹介しようと思います。
※本記事はマネチエ編集部の経験・体験に基づいた内容になっております。記載してある金額は一部正確さを欠く場合がありますので、正しい金額情報についてはオフィシャルサイト等でご確認願います。フェスの楽しみ方は十人十色。1人の音楽好きの例としてご覧ください。
朝霧JAMとは
朝霧JAMは、フジロックの開始から遅れること4年。2001年から毎年、10月前半の3連休の土日に、静岡県の朝霧高原で行われている野外音楽フェスです。2017年も10月7日・8日の2日間にわたって開催されます。
フジロックフェスティバルと同じく、イベント会社SMASHが主催していることもあり、フジロックの姉妹イベント的な位置づけだと言えるでしょう。
朝霧JAMのポイントは何と言っても、「フジロックより圧倒的に楽!」という点に尽きるでしょう。フジロックに3日間参加した後でこのフェスを訪れると、その体力的な楽さに心が自然とほころんでしまいます。まさにアフターパーティー的。夏に上がったフェス熱を適度にクールダウンさせながらも、しっかりと楽しめるのが素晴らしい点です。
会場規模も、Rainbow StageとMoonshine Stageという2つのみ。ステージ間の移動距離は10分程度とさほど遠くないため、移動が苦になるという感じはありません。両ステージともに割とスペースがあり、ゆったりとライブを見られるのもこのフェスの特徴と言えるでしょう。
そういった環境もあってか、個人的な印象ではありますが、お子様連れの比率が高いと思います。また、ペットを連れてきている方も多くみられるので、ファミリーで参加するには最適なフェスと言えます。
開催時間帯も、昼前ごろ始まり、日付が変わる前には全て終演となるため、夜が更けると共に眠りにつく方も多い一方で、各キャンプに戻ってバーベキューの残り火を囲んでお酒片手に談笑するピースフルな光景も多く見受けられます。つまり、普通のキャンプ感覚で音楽が楽しめるというのが、朝霧JAMの良いところなのです。
さて、そんな朝霧JAMですが、あらためて、参加する場合にはどれくらいの費用がかかるものなのでしょうか?今回はテントなども新調する場合を想定。東京から4人で行く場合を仮定して算出してみようと思います。では、費目別に見ていきましょう。
2日通し券のみで、2017年は1人あたり15,000円と、シンプルかつリーズナブルな金額設定になっています。
出演アーティストもフジロックほどの豪華出演陣というわけではないものの、見劣りするわけでもありません。2017年は、Belle and Sebastianを筆頭にEGO-WRAPPIN' やUA、THEO PARRISHといったビッグネームが出そろう一方で、NONAMEやYogee New Waves、D.A.N.といった国内外の新鋭アーティストが出演。正直、これだけのメンツを2日間で見られるのは、かなりコストパフォーマンスが良いのではないかと、編集部としては思うのです。
交通手段は基本的に3択。基本的には車で行くか、ツアーバス、もしくは新幹線→シャトルバスで行くかです。今回は、パターンとして比較的多いであろう「車で行く」パターンで金額試算をしてみます。
車で行く場合、まず会場での駐車券が必要となります。駐車券は下記の3種類。
- 場内・オーバーナイト駐車券:車1台あたり8,000円
- 場外・グリーンパーク駐車券:車1台あたり4,000円
- 場外・ふもとっぱらオートキャンプ駐車券:車1台あたり8,000円
「場外・グリーンパーク駐車券」の場合、駐車場からシャトルバスに乗って会場入りする必要があります。そのため、荷物の運搬などに少し面倒さはありますが、バスの運行本数も多く、そもそも会場までさほど遠くないこともあって不便を感じるほどではありません。
とは言え、やはり取れるのであれば「場内・オーバーナイト駐車券」(※先行販売の時点で売り切れ )が編集部的にはオススメ。会場まで徒歩数分の場所に車をとめられるので、荷物の運搬や2日目終演後のシャトルバスの混雑に翻弄されずに済みます。そのため、移動が非常に楽であり、かつ計画的にスケジューリングできる点が大きなメリットとなっています。
東京からレンタカーを借りて行く場合を想定すると、下記のような明細になります。
- レンタカー(5人乗り・2日間):約15,000円
- 高速料金(往復):約4,000円
- 駐車場料金:8,000円
合計:約27,000円/1組
以上のようになるため、もし4人で行くと仮定すれば、1人当たり7,000円弱の費用負担となります。
宿泊場所は、周囲にほとんど宿泊施設が無いため、テント泊が基本です。
そもそもキャンプ場なので、水道設備などは充実しており、大半の場所はフジロックのような傾斜面ではなく、平らな場所であり、スペースも比較的余裕があります。そのため、一部の場所ではタープも使用可能です。詳しくはオフィシャルサイトのキャンプページをご覧ください。
4人で行く場合、5~6人用のテントが必要となります。また、夜はかなり冷え込むこともあり、寝袋も必須だと言えます。テントと寝袋を新調した場合、下記程度の金額が見込まれます。
- テント:20,000円/1式
- 寝袋:1,500円/1人
合計:約26,000円/1組
初秋開催、かつ高原でのフェスということもあり、夏場よりも少し厚着をする必要があります。特に昼夜の寒暖差は大きく、夜はかなり冷えます。そのため、日中はパーカーやウインドブレーカーを羽織る程度でも問題無いのですが、陽が沈んでからは季節的に秋~初冬にかけての着こみ方をした方が良いでしょう。
また、雨が降る場合もあるので、防水の上着やポンチョなどは必須になります。フジロックに比べると全体的に手軽に楽しめるフェスではありますが、夜の寒さは朝霧JAMの方が堪えるので、しっかりと防寒対策をすることをおすすめします!
とは言え、基本的には皆さまの好みに応じて、動きやすくフェスらしい華やかさを演出できれば良いと思います。
はじめての朝霧JAMにかかる合計金額:28,500円/1人
費目 | 金額 |
---|---|
チケット代 | 15,000円/1人 |
交通費(東京からの場合) | 7,000円/1人(27,000円/4人) |
キャンプ | 6,500円/1人(26,000円/4人) |
ファッション | お好みに応じて |
合計:28,500円程度/1人
以上のとおり試算してみると、合計で1人あたり30,000円弱で参加できることになります。
もちろんここに、2日分の飲食費などは加わりますが、フジロックフェスティバルなどと比べるとかなりリーズナブルに楽しめるフェスだと言えるでしょう。
一般的な1泊2日のキャンプと比べてしまうと、少々高めの費用にはなってしまいますが、そこは音楽フェス!そこに流れる音楽と特別な空気感を楽しんでこそのものなので、しっかりと準備して心ゆくまで堪能できるように心構えと音楽の予習にも抜かりなく!
さて、最後に余談ではありますが、せっかくなので東京から車で行く場合のマメチエをご紹介しようと思います。
・行きの豆知識
先述のとおり、朝霧JAMは開始時刻がゆったり目のため、東京から車で行く場合は当日の朝早くに出れば十分間に合います。ただ、3連休の初日ともあり、相模湖や河口湖のような景勝地、はたまた富士急ハイランドなどに遊びに出るかたも多く、東名高速も中央道も 結構渋滞します。そのため、かなり早めに東京を出発するのが吉。渋滞に巻き込まれなければ、休憩なども挟みながら3~4時間程度で会場まで行くことができます。
・帰りの豆知識
2日目は、帰る時間が持っている駐車券によって変わってきます。
駐車場が「場外・グリーンパーク」の場合は、2日目の内に出庫する必要があります。そのため、2日目の朝にテントなどの荷物をたたみ、朝のうちに車の中に荷物を詰めてしまうことが多いです。というのも、終演後に荷造りをして帰ろうとすると、駐車場までのシャトルバスが混雑してしまったり、駐車場からの出庫時間を過ぎてしまうなどが懸念されるからです。そのため、朝のうちに支度だけしておいて身軽に2日目を過ごす、というのが1つのパターンになっています。
なお、当然のことですが、ドライバーさんは2日目はお酒を飲まずに過ごすことになりますので、そこはしっかりと守りましょう!
また、帰りの高速道路のサービスエリアは、遅めの時間でも結構混んでいることがあり、入るまでに時間がかかる場合がありますので、休憩のタイミングよく見計らって行くことがオススメです。
「場内・オーバーナイト」駐車券の場合はシャトルバスに乗らなくて良いので、2日目の内に変える場合でも荷造りは終演後(22時まで)でも大丈夫、というのも1つのメリットです。当然、もう一晩泊まって、翌朝帰るというのも良いので、どちらか過ごしやすい方法を選ぶと良いと思います。
最後に
朝霧ジャムは、タグラインにもある、”It's a beautiful day”という言葉が示す通り、富士山のふもとという好環境で音楽とキャンプを楽しめる、とても心地よいフェスです。
海外からも大物アーティストが参加する野外音楽フェスとしては、今年ラストとも言える本フェス。最後の最後までしっかり楽しんで、シーズンを締めくくりましょう!
そして、朝霧高原の牛乳を使ったクリームシチューがとても美味しいので、ぜひ一度ご堪能あれ♪
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TEXT & PHOTO:マネチエ編集部
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