学ぶ 2017.02.17 人生の設計図、ライフプラン表を作成してみよう
家計に関する本を開くと、必ずといっていいほど出てくるのが「ライフプラン表」です。人生のなかでいつ、どのくらいのお金がかかるのかを整理するのに役立つ表で、保険会社の営業担当者やファイナンシャルプランナーに相談をしたことのある人なら、作成をしてもらったことがあるかもしれません。
実はこのライフプラン表、エクセルがあれば自分で簡単に作成ができます。さっそく、つくり方のコツと使い方を紹介します。
■ライフプラン表とは
ライフプラン表とは、文字通り「人生の計画を表にしたもの」で、未来の年表と考えればよいでしょう。自分や家族の将来の予定や夢・目標などを1年ごと区切った表に書き込んでいくと、いつまでにどのくらいのお金が必要になるのかはっきりと見えてきます。
ライフプラン表の作成は、「子どもは私立の学校に行かせたい」「マイホームは早めにほしい」など、夫婦や家族間で人生計画とそれにかかるお金について話し合うきっかけにもなります。必ず家族で共有して、将来のマネープランに食い違いが生じないようにしておきましょう。
■ライフプラン表のつくり方
ライフプラン表の作り方にはコツがあります。ここでは20年分の表を作成しながら、順を追って説明します。
1. 横軸は年、縦軸は家族の名前を記入
年は西暦が使いやすいでしょう。結婚、出産、親との同居などで家族の人数に増減があれば行を増やします。

2. 家族の年齢を入力
エクセルの自動入力で行うと簡単です。

3. 大きなイベントとそれにかかる費用を入力
子どもの入園・卒園、入学・卒業の予定やマイホーム購入、車の買い替えなど大きなイベントや、だいたいの出費を書き込みます。

■表の活用方法
ここで改めてライフプラン表を見返すと、イベントが重なる時期がありますね。ここは、お金も多くかかり家計を圧迫する時期でもあります。出費の多い時期までに時間があれば、計画を立てて貯蓄することで備えましょう。時間の余裕がなければ、今ある貯蓄と見込まれる収入でやりくりしなければならないので、以下の方法で出費を小さく抑える工夫をします。
- イベントに優先順位をつけて高いものから実現させる
- イベントの時期を少しずらす
- それぞれの出費を見直し、可能なものは削減する
- 収入を増やす方法を検討する
20年後から先も表を追加して、老後の資金計画も早めに立てておくようにしましょう。
作成したライフプラン表は一度作成したら終わり、ではありません。長い人生は計画通りにいくことばかりではなく、予定外に子どもを多く授かった、遺産を相続した、転職した……といった当初のプランにはなかった出来事が起こることが多くあります。年に一度は見直し、そのときどきの状況に合わせて書き換えていくことが大切です。
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TEXT:マネチエ編集部
PHOTO:PIXTA
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