学ぶ 2017.10.06 セキュリティチェックも忘れずに！便利な機能が評判の家計簿アプリとは

最近の家計簿アプリは、手入力でお金の出入りやその内容を入力するだけではなく、銀行口座・クレジットカード・電子マネーなどと自動連携し、明細を確認できるものもあります。また、資産の増減がわかりやすく貯蓄につなげやすいアプリや、レシートをカメラで読み取る機能がついているアプリも人気です。まずは、特におすすめしたい家計簿アプリ2つを取り上げてみましょう。

クレジットカード、電子マネー、ポイント、証券口座を登録することにより、一元管理できる家計簿アプリです。収支が自動で更新されるため、収支の状況が簡単に確認可能です。

対応金融機関やサービスはJAや信用金庫から三菱UFJ銀行、みずほ銀行などの都市銀行まで、2000を超えるため、非常に便利になっています。また、スマホのカメラ機能を使用し、レシートを読み取ることも可能です。

入出金管理をとにかく手軽に行いたい方向けのアプリです。レシートを撮影するだけで、情報を自動的に読み取り集計してくれます。また、このアプリ独自の機能ともいえるのが、購入した食材で作れるレシピを提案してくれる点です。購入した食材に合ったレシピを提供してくれるため、食材を効率的に使い切ることにつながります。

さらに、キャラクターを用いたUIなど、楽しく続けるコツが随所に散りばめられています。たとえば、貯金目標の設定や特売日・イベントの登録なども可能です。クレジットカードや別口座の管理を行いたいときには「しっかりモード」を利用しましょう。

家計簿アプリは便利な反面、その機能を最大限に生かすためには銀行口座やクレジットカードなど、複数の個人情報を登録する必要があります。大切な個人情報が洩れてしまうと犯罪にあうリスクも高くなります。そのため、家計簿アプリを利用する際には、セキュリティが強固なアプリを選ぶことが大切です。

アプリが安全かどうかを判断するために、確認すべき項目があります。

また、それぞれのアプリには利用規約が定められていますが、事細かに書かれているため「同意する」にチェックをつけるだけで読み飛ばしている方も多いのではないでしょうか。

しかし、利用規約は、そのアプリを使うにあたっての遵守事項だけではなく、ユーザー間や第三者とのトラブルに巻き込まれた際に解決するためのルールなどが記載されています。不利な立場にならないよう、しっかりと把握しておくことが大切です。

銀行口座やクレジットカードを公式サイトのWebやアプリ上で管理し入出金を行う場合、ログインIDとパスワードの他に、カード番号や乱数表、ワンタイムパスワードなどが求められます。これは本人であることを認証し、安全に入出金を行うための仕組みですが、金銭に関する情報を扱う家計簿アプリを利用の際には特に注意が必要です。

知らないうちに個人情報を抜き取られたり、流出してしまったりといった危険があるためです。家計簿アプリでは銀行口座やクレジットカードのお金を利用するためのID・パスワードではなく、あくまで明細を見るためのID・パスワードのみを利用するようにしましょう。

冒頭に紹介した家計簿アプリのほか、セキュリティに定評のある家計簿アプリとして「マネーフォワード」があります。マネーフォワードは高度なセキュリティを誇っており、第三者認証機構から認証を得ています。ログイン時には明細確認のためのIDとパスワードを入力しますが、先に述べたカード番号などは不要です。

また、「ログイン時メール通知」機能というサービスを使うことで、アカウントへのログインが行われた際に事前登録しているメールアドレスに、ログイン時刻、クライアント情報および接続されたIPアドレスが通知されます。

家計簿アプリは毎月の家計簿としてだけでなく、長期の資産管理としても便利なツールです。だからこそ、セキュリティには細心の注意が必要といえるでしょう。アプリを選ぶ際には、つい便利な機能ばかりに目がいってしまいがちですが、ダウンロードする前に利用規約にきちんと目を通し、安全であるかを確認したうえで利用するようにしましょう。

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TEXT：マネチエ編集部
PHOTO：PIXTA