学ぶ 2018.07.12 夏休み前に決めておく!子どもにデビットカードで金融リテラシーを

本や日用品、食料品など色々なものがスマホで気軽に買えるネット通販ですが、子どもが親のアカウントで勝手に買い物をするなどのリスクが常につきまといます。オンライン決済が浸透し、簡単にものを購入できる時代だからこそ、お金と上手に付き合っていけるように子どものうちから金融リテラシー(マネーリテラシー)を身に付けさせることが大事です。子どものリテラシーを上げさせるにはどのような方法があるのでしょうか。

■子どもになぜ金融リテラシーが必要なの

そもそも、「金融リテラシー(マネーリテラシー)」とは「お金やお金の流れに関する知識や判断力」を指します。

大人になると収入とライフスタイルを考えて、お金を「守るお金」「増やすお金」「使うお金」の3種類に分けて考えることが大切。また、悪質商法や投資詐欺などの被害に遭わないように「金融リテラシー」を身に付けておくことも必要となります。経済的に自立してより良い暮らしができるように、子どもの頃から少しずつ「金融リテラシー」を身に付けておきたいものです。

■子どもにお金の価値を教えるには実践あるのみ

お金の価値を子どもに教える際、お小遣い帳をつけさせようと考える人は少なくないでしょう。子どもの頃、お小遣いをもらった時に親から「大事に使いなさい」「よく考えて使いなさい」「お小遣い帳をつけなさい」と言われた経験がある方も多いのではないでしょうか。しかし、むやみに支出を記録しても、お金の知識や判断力は簡単に身に付くものではありません。

また最近では、ネット通販の普及やSuicaなどの交通系電子マネーの普及も相まって、子どもが現金を使うシーンが減ってきている、という話も耳にします。そのため「お金は使うと減るものだから、しっかり管理しなければいけない」という認識が子どもに身についているのか不安になることもあるでしょう。

そこで、お小遣い帳の代わりにもなる「デビットカード」「プリペイドカード」を活用してみてはいかがでしょうか。デビットカードであれば15歳以上の人が作成できるところが多く、プリペイドカードは使った分が口座からその場で引落しされてお買い物ができるものです。通帳にも取引内容が印字されるので、お小遣い帳の代わりにもなります。

・デビットカード
預金の口座の中に預け入れされている残高範囲内で支払いを行うカード。VISAカードの場合はVISAのマーク、JCBカードの場合はJCBのマークのお店でのみ使用することができる。15歳以上から保有できるが、高校生以上でしか持てないカードもある

・プリペイドカード
プリペイドカードは予め購入したカードの残高の範囲内で支払いを行えるカード。現金をチャージして繰り返し活用できる。13歳以上などの年齢制限があるものもあるが、親権者の同意があれば12歳以上で取得ができるソフトバンクカードや13歳未満でも取得できるおさいふポンタなどもある

デビットカードもプリペイドカードも商品やサービスの購入時に引き落としができるので、クレジットカードのように後から支払金額が確定されるものではありません。中にはマイルやポイントが貯まるものもあります。

なお、デビットカードやプリペイドカードを活用して子どもの金融リテラシーを上げる具体的な方法は以下の通りです。

  1. お手伝いをした時のおこづかいをデビットカード(銀行口座)に入金する
  2. デビットカードやプリペイドカードで買い物をする
  3. インターネットバンキングで一緒に毎月の収支を考える
  4. 「使うお金」と「増やすお金」を分ける

このような使い方は、大人にとっては必須の作業とも言えます。デビットカードを使えば、大人のお金の使い方を実践的に学べるのです。

■どんな効果が見込める?

では、子どものうちに金融リテラシーを上げておくとどのような効果があるのでしょうか。

まず、決まった金額の中から買い物をすることを覚えさせることで、必要なものとほしいものを区別し、計画を立てて買い物ができるようになります。デビッドカードにしろ、プリペイドカードにしろ、あらかじめ子どもにいくらまで使えるということを伝えておきましょう。

通帳だけではなく、インターネットバンキングで収支の確認をできることもメリットです。インターネットバンキングで子どもの口座にログインして、口座内の残高や取引明細をチェックすれば、大人がしているのと同様に、収入・支出の詳細を理解し、収支を適切に管理できるようになります。

収支管理ができるようになれば、お金を貯めることの大切さを学べることもメリットです。本当にほしいものがある時は、お金を貯めることが必要だと子どもは理解するでしょう。子どもはほしいものを買うために「普段使うお金」と「貯めておくべきお金」に分け、収支が改善するように考えるようになるでしょう。

■目に見えないお金との付き合い方

金融リテラシーがないまま大人になり、突然クレジットカードを持つと、つい使いすぎて後になって困ることになりかねません。

子どものころにデビットカードやプリペイドカードを渡しておき、見えづらいお金の流れを通帳の中でしっかり確認させ、上手にカードと付き合える大人に育てたいものです。

長期休みの自由研究のテーマを「お金」にするのもいいでしょう。今から親子で相談をして、お金にまつわる知識をたくわえ、子どもに消費の楽しさを教えてみてはいかがでしょうか。

参考:金融経済教育推進会議 金融リテラシー・マップ

TEXT:マネチエ編集部
PHOTO:PIXTA

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