貯める 2016.09.05 ここまで見直せる日々の節約! カギは「水道光熱費」

自由に使えるお金を少しでも増やしたい。そんな気持ちは誰もが持つものでしょう。とはいえ急に収入を増やすことは簡単ではありません。そこで改めて考えたいのが「固定費の見直し」です。生活の基盤となるだけに「これ以上削れない」と思われがちですが、実は細かく費用を抑える裏ワザがいくつかあります。注目したいのは何気ない努力で出費を減らせる「水道光熱費」です。

■電気代は地道に「待機電力カット」から

最も簡単なのはテレビなどの「待機電力カット」です。一般財団法人・省エネルギーセンターの調査によると、待機電力は1世帯あたり平均228kWh/年。東京電力の場合、契約プランにもよりますが1年で5,625円かかる計算になります。細かく主電源を切り、しばらく使用しない際はコンセントから抜くことを心がけましょう。

「炊飯器の保温機能」も意外に電気代がかかります。資源エネルギー庁が発表する省エネ性能カタログ2011年夏版によると、炊飯器の平均保温電力は17Wで、電気料金は1年で平均8,030円と試算されています。保存容器に移し替え、冷凍保存するだけで、かかった費用を削減することができます。

電気代の大幅な節約を実現するためには「契約アンペアの見直し」がオススメです。アンペアとは電力の単位で、各家庭によって設定が決まっています。一人暮らしでは20、30アンペア、1LDK以上の二人暮らしでは30、40アンペアというのが一般的。東京電力の場合、契約アンペアの年間基本料金は次のとおりです。

・20アンペア…561.60円
・30アンペア…842.40円
・40アンペア…1,123.20円

アンペアを下げるだけで年間の費用を大幅に下げることができますね。

■ガス代は「鍋」で抑えよう

意外なところで使い過ぎてしまうガスの利用料金は、更に細かい注意がカギを握ります。

まず見直したいのは、ガスの利用時間。東京ガスのケースでは、1分間シャワー時間を短くするだけで、年間で1,668円も出費を抑えられるそうです。

実はガスでの煮込み調理に「ル・クルーゼ」や「ストウブ」などの保温機能の高い調理鍋を使用するのも効果があるんです。フライパンやお鍋に水滴がついていたら拭き取って使うなど工夫するだけで、使用するガスを節約できます。

■水道代節約のカギは「お風呂」と「食器洗い」

日々の暮らしで水道代がかかるのは、大きく「お風呂」と「食器洗い」に分けられます。

お風呂はシャワーの利用時間に注意しましょう。シャワーで1分間に使用する水量はおよそ10~12リットル。東京都水道局の場合ですと、1分間短縮するだけで2.4円、年間にすると876円の節水になります。

食器洗いでは食洗機を使うことで、水道使用量を大幅に抑えることが可能です。ただし、食洗機を使用すると電気代が大幅に上がることがネックです。導入はさまざまなコストを抑えられるかどうか、検討してからの方が良いでしょう。

■合わせて年間の節約金額は・・・?

ここまでご紹介した内容をすべて実施すると、果たして1年間で合計いくら節約できるのでしょうか。

  • 待機電力カット…5,625円
  • 炊飯器の保温をやめる…8,030円
  • 契約アンペアを見直す…1,200円
  • 鍋の使い方を工夫…1,095円
  • シャワーを1日1分短くする…1,668円(ガス代)、876円(水道代)

すべて合算すると、合計で1万8,494円という結果になりました。お小遣いにはちょうどいい金額かもしれません。

そのほかにも電力自由化の影響から、様々な企業が電力サービスを提供するなど、サービス提供者側のコストダウンも進んでいます。適切なサービスを選び、どんどん節約テクニックを磨きましょう。

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TEXT:マネチエ編集部
PHOTO:Thinkstock/Getty Images

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