貯める 2016.10.18 旅行積み立てでレジャー資金をお得に貯めよう!
旅行積立とは、航空会社や旅行会社に一定の金額を積立て、満期になるとサービス額が上乗せされた旅行券が受け取れるというサービスです。余裕があれば……と後回しになりがちな旅行の費用を、確実かつ計画的に貯めることができます。
あまり聞き慣れない「旅行積立」、どのような仕組みなのでしょうか?
■旅行積立のメリットとは
旅行積立は、JALやANAなどの航空会社や、JTBやHISなどの旅行会社で行うことができます。各社ともいくつかのプランを用意しており、毎月一定額を積立てることも、一括で積立てることもできます。
現在、メガバンクの定期預金金利は0.01%程度。預金利率の高いネット銀行でも0.2%程度なのに対し、旅行積立では1.5%~3%程度のサービス額(利息)がプラスされます。しかも、銀行預金とは異なり、課税されることもありません。旅行資金を貯めたいなら、銀行に預けるよりもはるかに有利なのです。
■旅行積立のデメリットとは
とてもお得な旅行積立ですが、デメリットもあることを理解しておきましょう。
まず受け取るのは現金ではなく、旅行券であること。そのため旅行目的以外には使用することができません。
中途解約した場合も現金ではなく旅行券での払い戻しになります。その際、1,000円未満は切り捨てられるため、元本割れすることもあります。
また積立てた会社でしか使うことができない点も注意が必要です。つまり、その会社で取り扱っている商品(ツアーなど)以外には利用できません。使える範囲は各社まちまちなので、事前確認しておくと良いでしょう。出張や帰省などで頻繁に飛行機や新幹線を使うという人は、航空券やJR券の購入にも使える旅行券が便利でしょう。
そのほか、利用期限が定められている場合もあるので注意してください。忙しくて旅行に行く暇ができず、気が付いたら旅行券の期限が切れていた……というのはよく聞く話です。
■旅行積立におすすめのケースとは
- 新婚旅行や結婚記念日など、記念に旅行がしたい人
- 飛行機や新幹線を利用して家族で毎年帰省する人
- 友達と旅行計画を立てているが、なかなかお金が貯まらない人
など、「この時期に旅行したい」という明確な目標がある場合や予算が決まっている場合には、旅行積立がおすすめです。現金での積立てと違い、ほかの用途に使うことができないので、確実に旅行資金を貯めることができます。
例えば、ANAの毎月払いコースで満期旅行券額を50万円、24回積立てに設定すると、毎月の支払額は2万357円。支払額合計48万8,568円に1万1,432円のサービス額がプラスされます。旅先でちょっとリッチなディナーを食べるのにぴったりな金額ですね。
定期的に旅行するなら、積極的に活用したいサービスです。旅行好きの人は、旅行専用の貯蓄として検討してみてはいかがでしょうか。
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TEXT:マネチエ編集部
PHOTO:PIXTA
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