貯める 2017.11.15 ATMの振込から変わる? 自動〇〇サービスの仕組みとは

金融機関の窓口やATMを使って毎月一定の金額を口座移動していると、実際面倒だったり、忙しかったりして、諦めてしまうことはありませんか? そこで、活用したいのが銀行のサービスである「自動送金サービス」と「自動入金サービス」です。これらを使ってお金の効率化・仕組み化を検討しましょう。

決められた日にA口座からB口座へ送金「自動送金サービス」

毎月の振込を忘れないようにするためにおすすめなのが、毎月決まった日に決まった金額を送金してくれる「自動送金サービス」です。ただし、自動送金サービスは銀行によっては取扱手数料や振込手数料がかかる場合があります。

自動送金サービスを行っている銀行の例(3万円未満の送金)

 振込手数料取扱手数料合計
三井住友銀行同一支店宛無料108円108円
三井住友銀行他支店宛108円108円216円
他行宛432円108円540円

指定日 毎月1回

 振込手数料
他行宛3万円未満165円
3万円以上258円

指定日 登録内容に基づく

 振込手数料
自行宛無料
他行宛スマートプログラムのランクに応じて無料 回数超過分は1回154円

指定日 毎月の指定日または毎週の特定の曜日

自分の持っている口座と振込先金融機関を同じにして手数料がかからない銀行を利用したり、ネット銀行を利用してなるべくコストをかけないよう工夫してみてはいかがでしょうか。自動送金サービスは、自分以外の人宛にも送金ができます。親への仕送りや家賃の送金など、自分以外の誰かに毎月送金が必要な場合に使うのがよいでしょう。

決められた日にA口座からB口座へ入金「自動入金サービス」

自動入金サービス」は、主にネット銀行で取扱があります。毎月決められた日に決められた金額を他の銀行から入金してくれるサービスです。引落から入金までは1週間ほどのタイムラグがあるので、実際にいつ口座に入金されるのかを確認してから申し込みましょう。

自動入金サービスは自分名義の銀行からの入金のみ受け付けられることから、引落や貯蓄などに適しています。

ネット銀行は、条件が揃えば普通預金の利率が高く設定されていることもあるため、普通預金に入金し、そのまま預け入れをしておくだけでもメリットがあります。

・主な自動入金サービス

銀行名サービス名引落日口座入金日
住信SBIネット銀行定額自動入金サービス5日、27日4営業日目
イオン銀行自動入金サービス6日、23日5営業日目
ソニー銀行おまかせ入金サービス5日、27日4営業日目
じぶん銀行定額自動入金サービス6日、26日4営業日目

各行HPを参照にマネチエ編集部作成

自動送金サービスと自動入金サービスを賢く使おう

銀行口座にお金があればあるほど使ってしまい、振込が必要な時にお金がないと焦る人は自動送金サービスと自動入金サービスをうまく活用しましょう。

・A銀行から自動入金サービスを利用してB銀行に入金された10万円のうち、7万円を家賃として大家さんに、3万円を親への仕送りにと分けて自動送金サービスを利用して送金する。そうすれば、ATMで振込処理をしなくても自動的に送金できる。

・A銀行から自動入金サービスを利用してB銀行に入金された4万円のうち、2万円を月々の奨学金の引落に、1万円を貯蓄用として毎月の外貨預金の積立購入に、1万円を積立定期預金に。こうすることで、奨学金の引落に入金を間に合わせることだけではなく、自動的に積立もできる。

銀行サービスを使って効率化・仕組み化を

自動的にお金が移動する仕組みを作ってしまえば、自分で振込作業をする必要がなくなります。各銀行のサービスを調べれば、上記のような効率化・仕組み化ができるようになるかもしれません。

ついつい振込を忘れそうになってしまう人は、自分の手を使わずに振込、引落、貯蓄をする方法を検討してみてはいかがでしょうか。

マネチエでは身近なお金の話題をお届けしています
この記事を気に入っていただけたらフォローをお願いします!

ページトップ