増やす 2017.02.14 クレジットカード vs 楽天Edy、Suica、WAON…おトクな支払い方法は?
あなたは支払いの際、クレジットカード派ですか? それとも電子マネー派ですか? 実際は、そのときの気分やお店の種類、買い物内容、金額、レジに並ぶ人の数などで、なんとなく使い分けている人も多いかもしれません。そこで、今回はクレジットカードと電子マネーのメリット・デメリットやお得な使い分けなどについて考えてみましょう。
クレジットカードと電子マネーのメリット・デメリット
クレジットカードと電子マネーの特徴をまとめると以下のようになります。
クレジットカード | 電子マネー | |
審査 | あり | なし |
決済 | サインや暗証番号入力が必要な場合が多い | サインや暗証番号不要 |
支払いのタイミング | カード会社指定の支払日 | 即時 |
チャージ | 不要 | 不要なタイプもあるが必要なものが多い |
申し込みをした後、カード会社の審査に通過しなければつくることができないクレジットカードと比べると、電子マネーは簡単につくることができ、持ちやすいというメリットがあります。
レジでの支払いの際も、クレジットカードの場合は基本的にサインや暗証番号の入力が必要な場合が多く、電子マネーはこうした手間が不要で支払いがスピーディーなのも、大きな魅力の1つといえるでしょう。
事前にチャージをして使うタイプの電子マネーなら、その金額の範囲内に利用が限られるので、クレジットカードのように後から来る支払い請求を気にする必要がないのも、電子マネーの特徴です。
一方で、電子マネーには「チャージ方式」と「チャージ不要」の2タイプがありますが、多くの電子マネーがチャージ方式を採用しています。定期的にチャージをしなければならない電子マネーと比べると、クレジットカードは面倒なチャージが不要で、利用限度額の範囲内なら自由に使えるのが大きなメリットといえます。
また、多くの人が利用しているネットショッピングの世界では、電子マネーで決済できるケースはまだ少なく、圧倒的にクレジットカードが優勢といえます。
電子マネーの種類と特徴
次に、主な電子マネーの種類とそれぞれの特徴について見てみましょう。
・nanaco(ナナコ)
nanacoはセブン&アイグループの電子マネー。セブンイレブン、イトーヨーカドーなどで利用可能。
・WAON(ワオン)
WAONはイオングループの電子マネー。イオングループ系列の店舗、ローソン、ミニストップなどで利用可能。
・Suica(スイカ)
SuicaはJR東日本など首都圏の鉄道などをカバーする電子マネーのICカード乗車券。通常の買い物で電子マネーとして利用可能。
・楽天Edy(ラクテンエディ)
楽天Edyは全国約40万点以上のEdy加盟店、各コンビニ、ヨドバシカメラ、マツモトキヨシ、マクドナルド、ネットショッピングなどで利用可能。
・au WALLET(エーユーウォレット)
au WALLETはマスターカードが使える店舗で利用できるので、クレジットカード感覚で使える。申し込めるのはauユーザーのみに限られる。
このように、電子マネーを発行しているのは流通大手や交通会社で、クレジットカードのようにVISAやJCBのような決済業者ではないのも特徴といえます。当初、電子マネーはそれぞれの系列店舗でしか使えないのがネックでしたが、徐々に加盟店も増えてきていて、より利便性が上がってきています。
クレジットカードと電子マネーのお得な使い方
この文章のタイトルは「クレジットカードvs電子マネー」とバトル方式をとっていますが、実は両者はどちらか一方を選択するのではなく、相互利用するのが賢い方法です。
電子マネーにチャージする際は、現金ではなくクレジットカードでチャージするのがポイント。なぜなら、チャージの際にクレジットカードのポイントが付き、支払う際に電子マネーのポイントが付くので、ポイントがダブルで付いてお得だからです。
とはいえ、電子マネーの種類によっては使える店舗が限られるものもあります。電子マネーが使える場合は極力クレジットカードからチャージした電子マネーで支払うようにし、それ以外の場合はクレジットカードで支払う、こうした使い分けがおすすめといえます。
クレジットカードと電子マネーのいいとこ取りをする方法とは?
クレジットカードと電子マネーを2枚持ったり、使い分けたりするのは面倒という人もいるかもしれません。そんな人に便利なのが、電子マネーと一体化したクレジットカードです。
電子マネー機能が付いた主なクレジットカードを紹介しましょう。
・ nanacoが付いたセブンカード・プラス
セブンイレブンやイトーヨーカドーでは1.5%と高還元率になる。8のつく日は5%割引に。
・ WAONが付いたイオンカードセレクト
いつでもポイント2倍で、毎月10日はポイント5倍。20日、30日は5%割引に。
・ Suicaが付いたビュー・スイカカード
1.5%相当のポイント還元率。定期券としても使え、定期券購入分はポイントが通常の3倍付与される。
・楽天Edyが付いた楽天カード
日本最大級のネットショッピングモール「楽天市場」でお得に使えるカード。楽天会員でない人は別途楽天への入会(無料)が必要。
電子マネー一体型のクレジットカードは、1枚で電子マネーとしてもクレジットカードとしても使うことができ、まさに両者のいいとこ取りをできるのが最大の魅力です。
どのカードをつくろうか迷う人は、自分が普段よく行くお店をピックアップし、そこで使える電子マネーを選んだうえで、クレジットカード一体型を検討するのがいいでしょう。
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TEXT:マネチエ編集部
PHOTO:PIXTA
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